【仮想通貨】アルトコイン・Loki(ロキ)とは?効率的なインセンティブ化、匿名性について
こんにちは、Makiです!(*´ω`*)
今回は、有望アルトコインシリーズ!
ちょっと書くのが遅くなってしまった感のあるw「Loki(ロキ)」についてまとめていこうと思います♪
日本では取り扱いがないものの、かなり知名度の高いアルトコインとなっているロキちゃん。
私の中では、同じママコイナーのゆいちゅうさん(@cheko_bit)お気に入りのコインという印象があります(・∀・)ww
ではでは、どのような特徴をもったアルトコインなのか見てみましょう!
目次
- Lokiの基本スペックと特徴について
- Loki(ロキ)の誕生経緯
- 特徴その1・モネロの特性を受け継いだ「CryptoNote」
- CryptoNote:リング署名
- CryptoNote:ステルスアドレス
- CryptoNote:RingCT
- 特徴その2・サービスノード
- 特徴その3・サービスノードへの報酬について
- 特徴その4・Loki Net
- 特徴その5・低遅延匿名ルーティングプロトコル(LLARP)
- 技術その1・The Onion Router「Tor(トーア)」
- 技術その2・The Invisible Internet Project「I2P(アイツーピー)」
- 特徴その6・さまざまなLokiサービス
- 特徴その7・Loki Messenger
- 特徴その8・SNApps(サービスノードアプリケーション)
- 特徴その9・さまざまなノード
- 特徴その10・Blink
- 特徴その11・ASIC抵抗
- 特徴その12・ロキ財団とガバナンス体制
- Lokiを取り扱う取引所は?
- Lokiの今後・将来性について
- まとめ
Lokiの基本スペックと特徴について
ではでは、まずはLokiの基本情報を見てみましょう♪
Loki(ロキ) | |
---|---|
通貨 | LOKI |
最大供給量 | 4274万8563枚 |
サイト | 公式サイトはこちら |
公式Twitterはこちら |
Lokiは安全かつプライベートな方法でやり取りするためのツールを提供する、匿名性の高いプロジェクトです。
すでにプロダクト(サービスや商品)も登場しており、最近では2019年8月にBinance DEXに上場されたことも話題に♪
Lokiのプロジェクト内で使われるトークン・LOKIや、プライベートトランザクションネットワークを組み合わせた「Lokinet」を使い、ユーザーはオンラインで匿名かつ安全にやり取りをすることができます。
ちなみに、ロキという名前ですが、これは北欧神話に登場する神様の名前。
イタズラ好きの「トリックスター」という説から、多くの「デジタルトリック」を使ってデータを難読化するこのプロジェクトになぞらえて、ロキという名前をとったんだとか。
覚えやすいしかわいいですよね(*´ω`*)w
では、ロキの特徴についてひとつずつ見てみましょう!
Loki(ロキ)の誕生経緯
なんでもかんでもデジタルになっていく世界。
今や「IoT」の分野では家にある家電製品がなんでもネットにつながっている状態ですし、人ひとりの信用度もクレジットスコアとして電子化されている時代です。すごいよね。。。
そんななか重要視されているのが「プライバシー」の問題です。
あれもこれもデジタル化して見えてしまう時代だからこそ、ひとりひとりのプライバシーはしっかりと守られるべき。
データやメールなどのコンテンツは、ひとたび人の目に触れてしまうと拡散されてしまったり、自分の力ではなかなか消すこともできません。
また、こういったデータのやり取りがお金に変わることもあり、政府や企業に干渉されないよう検閲耐性を持たせるべきとも言われています。
仮想通貨の世界でいえば、ビットコイン(BTC)もプライバシーが約束されていました。
が、結果としてはここまで急速に広まったことで、トレーサビリティが向上しました(´・ω・`)
※トレーサビリティ…生産から消費まで、その行方を追跡できてしまうこと
これが食べ物とか、消費される製品ならば企業もユーザー側もwin-winなんですが…仮想通貨となると、プライバシーもクソもねぇ(゜Д゜)となってしまいますよねw
Lokiは、やはり仮想通貨のプライバシーは重要だ…と認識しています。
そのため、これまでで最も安全かつプライベートなトランザクションネットワークとしての地位を確立した仮想通貨・Monero(モネロ)をもとに作られました♪
↓Monero(モネロ)について解説しています♪↓
しかーし(゜Д゜)
Monero(モネロ)には欠点が。。。
モネロのトランザクション(取引のデータ)はビットコインのトランザクションよりもかなり大きく、処理やディスクスペース(コンピューターが作業する場所)を大きくとられてしまいます。
ネットワークが拡大するにつれてユーザー数が増え、トランザクション数が増え、モネロで取引の検証を行うノードオペレーターに対して大きな負担がかかってしまいます(´・ω・`)
ロキは、モネロをベースにしつつもこれはどげんかせんといかんと考え、ネットワークに貢献するノードに対して適切にインセンティブ(報酬)が与えられるようにしました。
なおかつプライバシーに配慮したかたちでネットワークを利用できるよう、Loki Messenger(ロキメッセンジャー)とよばれる分散型の暗号化メッセージサービスを開発。
(後述します)
Loki Messengerのプライベートな通信方法は、Tor(トーア)やI2Pなどの通信暗号化技術と同じような特性をもち、さらにシビル攻撃(なりすまし攻撃)に耐性のあるネットワークにて行われます。
↓バージ(XVG)にも使われているTorやI2P↓
これによってユーザーは、サードパーティー(外部サービス)に依存せずにオンラインのユーザー同士がやり取りをできるようになります。
ということで!Lokiは分散型であり、なおかつ匿名のインターネットサービスのプラットフォームとして誕生しました♪
特徴その1・モネロの特性を受け継いだ「CryptoNote」
ロキは、モネロをベースにしてつくられたといいました(・∀・)
匿名通貨として知られるモネロには、通信・やり取りを外から見られなくするためのさまざまな暗号化技術が使われています。
そのひとつが、CryptoNote(クリプトノート)。
金額ややり取りの内容を難読化させ、Lokiのエコシステム(Lokiによる経済圏)のプライバシーをつくっています。
クリプトノートにはさまざまな要素がブッ込まれているのですが、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
CryptoNote:リング署名
トランザクション(取引のデータ)には、取引を行った際に「署名」というデータがくっついて効力をもちます。
「この人が取引したよ~」という証明になる、数学的な仕組みです(・∀・)
サインとかハンコみたいなもんだとイメージしてみてくださいね。
ビットコインなど第三者がトランザクション情報を閲覧できるプロジェクトの場合、不正をしにくく安全性が高い一方で、ヤダ…取引の情報見られてるじゃん…というプライバシーの問題が。
安全性とプライバシー、ふたつを両立させるための技術が「リング署名」です♪
上記のようにビットコインで取引を行うと、個人(ひとり)の署名が行われるので、当然署名をした人(取引をした人)がわかりますよね(・ε・)
ですが、リング署名は複数人で署名を行います。
複数で署名を行うことによって、そのグループのなかの誰かが送金した…ということがわかっても、誰が送金した?と特定することはできなくなります。
なので、アドレスを追跡してトランザクションを追うということが難しくなり、プライバシー保護に役立つんですね♪
ちなみにLokiの場合、10の署名をひとまとめにしたリング署名となっていますよん(・ω・)
CryptoNote:ステルスアドレス
Lokiでは、ステルスアドレスというダミーのアドレスを使います。
これは、受信者の真の公開鍵がトランザクションとリンクしないようにするもの。
ステルスアドレスは1回限りの使い捨てアドレスで、トランザクションが送信されるたびにつくられます。
- ①トランザクションが送信されます
- ②ステルスアドレスが作られ、ここに資金が送金されます
- ③トランザクションの受信者のみ、ステルスアドレスの秘密鍵がわかるよう特殊な鍵交換を技術を使い、取引を終えます
本当の公開アドレスを使わなくてもOKなので、アドレスから秘密鍵を盗まれる…なんて心配もなし!
トランザクションの受信者を保護してくれるLokiのコアプライバシー機能となっています♪(∩´∀`)∩
CryptoNote:RingCT
RingCTは、トランザクション量を難読化する方法としてMonero Research Lab(モネロリサーチラボ)によって提案された技術です。
要は、取引のなかでナンボ送金されたかわからなくする…というもの。
実際にどれくらいの金額で送金されたかを公開することなく、マイナスでない金額の通貨のみが送信される仕組みです。
…ということでLokiは、リング署名・ステルスアドレス・RingCTという3つの機能をもったモネロのCryptoNoteという暗号化技術を使っています♪
特徴その2・サービスノード
Lokiには先ほどお話ししましたCryptoNote(クリプトノート)という技術に加え、「サービスノード」と呼ばれるノードがセットになることで、ネットワーク機能が有効になります。
つまり、サービスノード=Lokiに欠かせない存在です…詳しく見てみましょう!(゜Д゜)
サービスノードとは、Lokiのネットワークの中であれやこれやと作業をしてくれるノードのこと、サービスを実際に行ってくれるノード(参加者)のことを指します。
このサービスノードは作業のためにLOKIトークンをロックし、ストレージ(検証作業する場所やデータを保存する容量)をネットワークに提供します。
その見返りとして、サービスノードはブロック報酬の一部を受け取る…という仕組みに♪
この仕組みだと、アカウントを複数作ってなりすまし攻撃をする「シビル攻撃」に対する抵抗をもつことができます。
もしもシビル攻撃をする場合、複数のアカウントでサービスノードになろうとしたら、その分クソ大量のLOKIトークンが必要になるわけです、割に合わない(・∀・)w
さらに、もしも「オラそれでも攻撃したるわ(・∀・)」という攻撃者がいた場合、攻撃者が有言実行してLOKIトークンを蓄積すればするほど需要側の圧力がかかるため、価格が上昇することに。
攻撃をするために高額なLOKIトークンが必要になってしまいますので、やはり割に合わない、やーめたとなりますw
ロック(担保)について、もう少し詳しく見てみましょう。
サービスノードは、必要な担保を持っているということをネットワークに証明する必要があります。
ただ、これはLokiのプライバシー機能によって難しく、公開アドレスの残高を見たりトランザクションを確認することは、前述のCryptoNote(クリプトノート)のとおりできなくなっています(´・ω・`)
そこで!
Lokiは「タイムロック出力」を使います。
ブロックチェーンは、ブロックができるごとにひとつずつ一直線に連なる構造になっていますが、そのブロックは「高さ(ブロック高)」であらわされます。
よく、ここのブロック高になったらハードフォーク(アップデート)するぜ!というお知らせがありますが、ブロックの高さ=どれくらいブロックが積み上げられてきたかをあらわしているんですね。
LOKIトークンをどれくらい持っているか、トランザクションやアドレスの残高で証明できないため、指定されたブロック高になるまでトークンを保有(ロック)することで証明できるようにしました♪
もちろん、これはブロックチェーンによるものなので不正な書き換えはできず、特定のサービスノードがトークンを持っているよ!という証明がカンタンにできるようになります(*´ω`*)b
…ロックとは言うけれど、トークンをどれくらいの期間持っていればいいの?(・ε・)という疑問が。。。
ホワイトペーパーによると、少なくとも21,600ブロック(約30日)のロックが必要になるとのこと。
ちなみにLokiはブロック生成時間が120秒(2分)となっていますよ~(・∀・)
特徴その3・サービスノードへの報酬について
Lokiにおけるサービスノードへのブロック報酬の配布について、見てみましょう。
ブロック報酬の配布には、ブロックの作成とトランザクションの順序付けのために「Proof of Work(PoW)」が使われます。
マイナー(ブロックをつくる人)はトランザクションをかき集めてブロックにブチ込みますが、そのための料金を送金にかかる手数料から徴収することに。
Lokiのコンセンサスルール(ブロックを作るための合意方法)として、ひとつのブロックには3つの報酬割合が含まれています(・ω・)ノ
より長くネットワークに待機しているノードを優先して報酬が送られる仕組みになっています。
このうち3.75%はLoki財団のアドレスに送られ、残りの1.25%はブロックの出力用、つまりネットワークのための費用としてまわされます。
マイナー、サービスノード、財団…Lokiのネットワークにかかわるすべての人に対して資金がうまく循環するような設計になっているんですね♪
特徴その4・Loki Net
まるで玉ねぎのように、何重にも暗号化を重ねてクッソ複雑にした暗号技術・オニオンルーティングを使っているのが、Lokiのネットワーク。
複数のノード(ネットワーク参加者)を経て通信を行うため、データの宛先や発信元の特定を難しくすることができるように。
オニオンルーティングプロトコルには、さまざまな暗号化技術が含まれています。
※プロトコル…方法
特徴その5・低遅延匿名ルーティングプロトコル(LLARP)
暗号化する方法ってたくさんあるんですが、その中でもよく用いられるのが「Tor(トーア)」と「I2P(アイツーピー)」と呼ばれる方法です。
このふたつをどちらも取り入れたプロジェクトが、2017年にとんでもない上昇を見せたバージ(XVG)というアルトコインです。
バージの場合はふたつの方法をそれぞれ取り入れていましたが、Lokiの場合はTorとI2Pを「ハイブリッド」というかたちで取り入れた「LLARP」と呼ばれる方法に♪
LLARPは、Lokiのサービスノードネットワーク上で動作するように特別に構築されています。
技術その1・The Onion Router「Tor(トーア)」
続いては、LLARPの中身となるTorとI2Pをそれぞれ見てみましょう。
まずはTor(トーア)から♪
英語で「オニオンルーター」と呼ばれるTorは、匿名化を実現する技術として人気のミックスネットです。
※ミックスネット…複数の送信者からのメッセージをシャッフルして、ランダムに送信する方法
Torネットワークは、政府などデカくて権力をもつようなところにチェックされたり、操作をされることなく(検閲といいます)、インターネットにおけるプライバシーを保護するための貴重なツールであることが証明されています。
ただ、Torは分散型ではなく集中管理サーバーにて管理されています、つまり中央集権ってやつです(・ε・)
このサーバーは信頼できるディレクトリ機関に任されています。
※ディレクトリ…記録・記憶するヤツ
技術その2・The Invisible Internet Project「I2P(アイツーピー)」
I2Pとは、Torのようなミックスネットの構造に対して異なるアプローチをし、ディレクトリ機関にも依存しません。
常にネットワーク状態をすばやく確認するために、分散ハッシュテーブル(DHT)を使うことで信頼性もスピードも高めています。
これをネットワーク上で、複数人で管理する(分散)技術を、分散ハッシュテーブルといいます。
Lokiネットワークは、TorとI2Pを用いた「LLARP」によって、さらにより効率良く金銭的なインセンティブから構築されたものになっています。
シビル攻撃に対する高い回復力を実現しつつ、より信頼性の高いサービスを提供できるとのこと。
Torのようにディレクトリ機関を介する必要もなく、ブロックチェーンのステーキング(賭け金)トランザクションからなる分散ハッシュテーブルを使います。
なので、集中管理されることなく、さらにデータが改ざんされないブロックチェーンの信頼性、両方のメリットがあるんですね。
同じ暗号化技術でも、少し種類の違う方法を組み合わせたハイブリッドな暗号化によって、より匿名性を高めているんですね♪
特徴その6・さまざまなLokiサービス
先ほども触れましたが、サービスノードは行動を開始するとLOKIトークンをロック(凍結)することになります。
このロックされた資金は、ふたつの目的に役立ちます。
- ①サービスノードがネットワークのパフォーマンスを低下させたり不正行動をすると、ネットワーク内で自分が不利になる可能性があります。
- ②より積極的に執行の機会をつくることになります。
不正なことをしたノードが報酬を受け取らないよう、バッシバシ制限をかけてロックの時間を増やしたり、報酬をなくしたりできます。
ネットワークがより健全に動くよう、役立つってことですね♪
このふたつをLokiネットワークの「真」とし、悪いことをしちゃうノードに対して報酬没収などの罰を検討する場合、ブロックチェーンの状態についてみんなから合意を得たり実施するためにサービスノードのグループを作ることができます。
これらの動きは「Lokiサービス」と呼ばれるさまざまなプロダクト(商品やサービス)において、基本的な考え方となります。
特徴その7・Loki Messenger
上記でお話ししましたLokiサービスのひとつ、それがLoki Messenger(ロキメッセンジャー)です♪
Lokiネットワークの中で最初に開発&展開されたサービスで、これは分散型のエンドツーエンド暗号化プライベートメッセージングアプリケーションとなっています。
(長い)
エンドツーエンド→ふたりのみでやり取りすること
暗号化→プライバシー保護されている
小分けにしたら意味がわかりやすくなりますね(・∀・)w
ということで、Loki Messengerは暗号化され、なおかつ分散型でメッセージのやり取りを行うふたりが直接通信を行い、誰にも見られないようにやり取りできるメッセージアプリってことですね。
通常、エンドツーエンド型のメッセージングアプリといえば、ユーザーがコンテンツ(写真とかメッセージ)を他の人に公開することなく目的の人に送信するためのプラットフォーム(場所)を提供しますが、相手をブロックしたりシャットダウンができる中央集権型の集中サーバーに依存しています(・ε・)
こういったアプリを利用するときって、だいたいユーザーが電話番号とかメールアドレスとかIPアドレスなんかの個人情報を使って登録するもんですよね。
つまり、通信する人のプライバシーは?匿名性は?ってなるワケです。
法的な手続きを踏めば、サーバーから個人情報をピックアップされてユーザーに対して使われる可能性もあるわけです。
政府や大手企業が介入するなど、検閲(けんえつ)されてしまう可能性があるってことですね。
Lokiメッセンジャーは、Lokiネットワークの構造を活用して、一般的な集中型のメッセージングアプリと同じように快適なサービスを、高度なプライバシー保護&検閲耐性とともに提供できる最強のアプリになっています♪(∩´∀`)∩
特徴その8・SNApps(サービスノードアプリケーション)
Torはメッセージを複数集めてからランダムに送信する「ミックスネット」のひとつだとお話ししました。
このミックスネットの環境の中で安全にやり取りができ、より高度な匿名性を誇るのが、SNApps(サービスノードアプリケーション)です♪
特徴は、自分やサーバーの匿名性はそのままに、さまざまなウェブサイトやSNSをはじめとしたインターネットアプリを、自分のマシンやサーバー上で利用することができるように。
安全なLokiネットワークの中で、普段使っているインターネットサービスのあれやこれやをそのまま安全に利用できるっちゅーことですね!
通常のインターネットでは、クライアント・サーバー方式といって、ネットを利用する人(クライアント)がサーバーにアクセスしてデータのやり取りをしている状態です。
ですが、SNAppsの場合はサービスノードがサーバー役になり、接続役を果たすといいます。
特徴その9・さまざまなノード
上記のようにに匿名性を高めるために、他に「Exitノード」と呼ばれる存在も。
匿名性の高いLokiのネットワークを正しく利用している場合、Exitノードを利用するとユーザーはプライベートな状態でインターネットを利用でき、ユーザーのIPアドレスはサーバー側に公開されません。Σ(゜Д゜)
…もちろん、これを悪用することは法的なリスクが高いためアカンです。
Exitノードになりたいという場合はオプトイン(承諾性)となり、さまざまなリスクを理解するためにテストを受ける必要があります。
また、サービスノードの一部には「リモートノード」と呼ばれるノードもいます。
ビットコインやイーサリアムをはじめ、さまざまなブロックチェーンプロジェクトがありますが、利用している多くのユーザーはその情報をすべて持つことが難しいですよね。
どんだけ容量のデカいコンピューターを用意せなならんのだという感じです。
それでも私たち一般ユーザーがビットコインをはじめとしたブロックチェーンプロジェクトを利用できるのは、フルノードと呼ばれるデータを全部持ってくれているノードのおかげ。
この人たちがデータを持っているから、どこかが攻撃されてブッ壊されてしまったとしても、他のフルノードのおかげで影響なくデータを安全に保管できるんですね♪
んで、これがLokiの場合(・ε・)
Lokiでは、フルノードのことを「リモートノード」と呼びます。
ただ、最初にお話ししましたモネロのCryptoNote構築により、クソデカいデータを持っておかなくてはなりません。
そのため、ユーザーがリモートノードを利用するためには、利用できるデータ量が制限されています。
たとえば、悪意のあるユーザーがデータをあれこれ集めたりやり取りしようとしても制限があるため、悪いことできんで(・∀・)という仕組みになっています。
特徴その10・Blink
Lokiのサービスのひとつである、Blink。
点滅・一瞬という意味ですが、LokiのBlinkは「取引が速い」という意味です♪
ビットコインなどのブロックチェーンシステムでは、いったん取引をしたら取引が完了するのを確認できるまで少し時間がかかりますよね。
これは、トランザクションがブロックに含まれるのにかかる時間です(・ε・)
ただ、商品購入のために仮想通貨を使ったり、サービスを利用するときにはとても不便…。
レジの前で着金を確認するまで待つわけにもいきません(´;ω;`)w
そこで、Lokiの出番。
Lokiのサービスノード構造によって、ほぼ瞬時のトランザクションが可能になります!!
それが「Blink」です♪
Blinkは、同じく匿名通貨として知られるDash(ダッシュ)の「インスタントセンド」という送金方法と同じ機能。
↓Dash(ダッシュ)について解説しています♪↓
文字通り、秒で取引が終わるカンタンな取引方法です。
Blinkによるトランザクションは速い分手数料が高くなりますが、店頭での支払いをはじめ有用性が高い方法です。
Lokiの新しいユースケース(活用例)となり得るということですね(‘ω’)ノ
特徴その11・ASIC抵抗
マイニングに利用する「ASIC」というコンピューターチップがあります。
これでバチクソに計算をし、ビットコインをはじめとするPoWのマイニングを行います。
ASICを利用するマイナーがハッシュレート(マイニングの勢力)を独占しないように、Lokiではあるものが組み込まれています。
それは、CryptoNight(クリプトナイト)。
Lokiはモネロがベースになっているとお話ししましたが、モネロにはCryptoNote(クリプトノート)のほかに「CryptoNight(クリプトナイト)」と呼ばれるアルゴリズム(合意方法)があります。
CryptoNightはASIC耐性があるアルゴリズムとして、匿名通貨に使われています。
たとえば、ビットコインのPoWは計算力がモノを言う、力任せのコンセンサスアルゴリズムなので、高性能のASICがあればガツガツマイニングできます。
この場合「ASIC耐性がない」と言えます。
ASICは次々にいろんなタイプが登場し、ゴリゴリマイニングができるようにと開発され続けています。
ただ、プロジェクト側はそういった機材登場によるマイナーの偏りや、プロジェクトへの影響を懸念しているんですね(´・ω・`)
そこで、CryptoNightの出番です。
ASIC耐性をより維持できるよう、CryptoNight HeavyというバージョンがLokiに組み込まれています(゜∀゜)
次々に開発されるASICに対して、プロジェクトが保護されるということなんですね。
特徴その12・ロキ財団とガバナンス体制
ガバナンスとは、統治という意味です。
Lokiプロジェクトより良いかたちに持っていくための体制のことを指します。
サービスノードへの報酬の部分で少し触れましたが、Lokiは「ガバナンス報酬」というものがあります。
Lokiのブロック報酬は、ブロックができるたびにその半分となる50%がサービスノードへの報酬、45%がマイナーへの報酬、残りの5%はガバナンス報酬になると言いました。
5%の報酬は、Lokiのネットワークをより良くするために、コミュニティ、ソフトウェアの開発者などに分散され、Lokiの安定性をもたらします♪
さらに、5%の報酬のうち3.75%は「ロキ財団(Loki Foundation)」によって制御されることに。
ロキ財団(Loki Foundation)は、オーストラリアに拠点をおく組織です。
Lokiのプロジェクトが法の枠組みを守り、プロジェクトにかかわる人たちへの法的な保護や義務を与えるために活動しています。
Lokiのプロジェクトをどうこうして~あの決まりを変えて~とか、そういう中央集権的な組織じゃありません(・∀・)
もっとも権力をもつのはあくまでサービスノードであり、ロキ財団からサービスノードになるメンバーはいないということです。
Lokiを取り扱う取引所は?
Lokiは、日本国内の取引所では売買することはできません(´・ω・`)
取り扱いはコチラ。
- KuCoin(クーコイン)
- Binance DEX(バイナンスデックス)
- CryptoBridge(クリプトブリッジ)
#Binance DEX Has Listed @Loki_Project ( $LOKI)https://t.co/4BLNneAogD pic.twitter.com/uBouAvIHwn
— Binance DEX (@Binance_DEX) August 7, 2019
2019年8月にバイナンスDEXに上場されたことで話題になりました♪(∩´∀`)∩
今後も大手取引所に上場されることが期待されます!
ちなみに…
Lokiは以前、海外取引所のCryptopia(クリプトピア)でも取り扱いされていましたが、トピアさんは2019年1月にハッキングに被害に遭っています…(´・ω・`)
(その後5月に破たん)
この件でLokiを保有して被害にあった方も多かったのですが、そのぶんバイナンスDEXに上場されたのは安心感が大きいと言えるでしょう(´;ω;`)
Lokiの今後・将来性について
Lokiのロードマップ(予定表)によると、2019年内はこんなスケジュールに。
- ロキメッセンジャー(Android)
- Blink
- Lokinetオニオンキーローテーション
- Lokiネームシステム
- ハードウェアウォレットの統合
- ブラウザでのLokiウォレット
- サービスノードのテスト
- LokinetのExit機能
- LokinetのiOSクライアント
だそう(・∀・)
ガンガンあれこれリリースしてるし、機能搭載してるし、開発が進んでいるようすがわかります。
#LokiMessenger にパプリックチャット機能が搭載👏👏
あとは普通にグループチャットができるようになれば、他のメッセンジャーアプリがいらなくなるな。 https://t.co/XYiCdbDOYe— ピッツァ (@pizza_pizza3141) September 2, 2019
(Lokiといえばピッツァさん……)
ただ、Lokiはその匿名性の高さから、他の取引所への上場については疑問も。
韓国のOKex Koreaでは、匿名通貨5種類が一気に上場廃止されました(´・ω・`)
JUST IN: OKEx Korea delisting all privacy coins, including Monero, Zcash and Dash, as these ‘violate’ FATF’s ‘travel rule’@OKEx, @FATFNewshttps://t.co/U2Qc2gxHOt
— The Block (@TheBlock__) September 16, 2019
日本でもコインチェックにて取り扱われていたモネロ(XMR)やダッシュ(DASH)が上場廃止されましたね。
マネーロンダリングが国際的な問題になっている今、匿名通貨は各国の取引所において上場が難しい背景があります。
ただ、匿名通貨の需要は依然として高いまま。
もちろん悪いことに使おうとするバカタレもいますが、そうではなく純粋にプライバシー保護に大きく貢献するからです。
仮想通貨に関連する国際的なルールがきっちりとまとまれば、Lokiをはじめ匿名通貨の開発側もなんらかの対応や対策をするはず。
難しい問題ではありますが、良いものは必ず残るはずです。
まとめ
ということで、今回はLoki(ロキ)についてまとめました♪(/・ω・)/
Lokiは匿名でOKなトランザクションと、分散通信のモデルを提案したブロックチェーンプロジェクト。
攻撃耐性やASIC耐性をもち、ネットワークに貢献する人への報酬をよりキッチリとわかりやすくすることで、逆にLokiとしても不正を行う人にキッチリと厳罰を下すことができる、健全な統治(ガバナンス)を目指せるプロジェクトです♪
匿名通貨はたくさんありますが、その中でもより良い部分を切り取って、改良しているLoki。
すでにメッセンジャーなどのプロダクトもスタートしており、さらに今後に期待できるプロジェクトと言えるでしょう♪(∩´∀`)∩
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