【仮想通貨】MultiVAC(マルチバック)とは?KuCoinのIEO銘柄、DAppsに最適なプラットフォーム!
こんにちは、Makiです!(∩´∀`)∩
今回は有望アルトコインシリーズ♪
「MultiVAC(マルチバック)」を見ていこうと思います~!
マルチバックは海外取引所・KuCoin(クーコイン)にて行われたIEO銘柄。
どんな特徴を持ったアルトコインなのか、じっくり解説していきたいと思います!
目次
- MultiVAC(マルチバック)の基本情報とスペックは?
- 特徴その1・公平でランダム性の高いコンセンサス
- VRF(検証可能なランダム関数)とは?
- 特徴その2・VRFを利用したシャーディング
- シャーディングを取り入れる理由
- MultiVACのシャーディングの流れについて
- 特徴その3・UTXOメカニズム
- 特徴その4・VM(仮想マシン)とブロックチェーン命令セット(BISC)の関連
- 特徴その5・MultiVAC Virtual Machine(マルチバック仮想マシン)
- MVM(仮想マシン)の設計目標
- 特徴その6・ブロックチェーン命令セット(BISC)
- 特徴その7・PoIEコンセンサスアルゴリズム
- 特徴その8・ストレージとセキュリティ
- 要件:計算
- 要件:ストレージ
- 特徴その9・柔軟性の高さ
- 特徴その10・高いTPSを達成
- KuCoin(クーコイン)でのIEOについて
- MultiVAC(MTV)を取り扱う取引所は?
- MultiVAC(マルチバック)のパートナーは?
- MultiVAC(MTV)の将来性は?
- まとめ
MultiVAC(マルチバック)の基本情報とスペックは?
MultiVAC(マルチバック)の基本的な情報から見ていきましょう!
MultiVAC(マルチバック) | |
---|---|
通貨 | MTV |
最大供給量 | 7億9千万枚 |
サイト | 公式サイトはこちら |
公式Twitterはこちら |
ICOの比較サイト、いつもお世話になっておりますICO DROPSでも、高い評価になっています。
MultiVAC(マルチバック)という名ですが、アイザック・アシモフという作家・科学者の著書にあったスーパーコンピューターの名前に由来しているそうですよ(・∀・)へー
さて。
マルチバックは、でかい規模で展開されるDApps向けのパブリックブロックチェーンです。
DAppsとは分散型アプリケーションのことで、特定の誰かが管理をしなくてもブロックチェーン上で自律的に動作するよう設計されています!
つまり、ビットコインもDAppsのひとつなんですよ♪(・∀・)ノ
DAppsといえば、メジャーなのはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築されたもの。
ゲームとか、仮想通貨に関連したウォレットアプリとか、いろんな種類のものが増えてきましたね~。
で。
アプリが増えれば増えるほど、当然DAppsを利用する人も増えます。
人が増えると取引や通信(データのやり取り)を行う回数も増えますが、そこで問題となってしまうのが「スケーラビリティ」です(´・ω・`)
たくさんの取引をブロックチェーン上で処理するのに時間がかかってしまうことをいいます。
↓スケーラビリティ問題について解説しています!↓
いつまでたっても取引ができない(着金しない)といったトラブルが起きるうえに、手数料を多く支払った人の取引から優先的に処理されるため、手数料が高くなってしまいます…。
安く、国境を越えて速く取引を可能にする…という仮想通貨のメリットが、ブチ壊されることに(´;ω;`)w
イーサリアムに限らず、ビットコインなど多くの仮想通貨プロジェクトがスケーラビリティ問題のほか、セキュリティ・分散化の課題を抱えています。
この3つはどれもむちゃくちゃ重要ですが、すべてを同時に達成することは難しいのがこれまでのプロジェクトでした。。。
特にイーサリアムはスケーラビリティ問題を抱えており、これを解決するための対策がとられている最中です。
そこでッ!(゜Д゜)
マルチバックは、信頼できるシャーディングテクノロジーを利用し、無制限&ず~っと続くスケーラビリティを可能にする…とし、これまで主流のブロックチェーンが抱えていた問題を解決して、新しいアプローチを提供するということです。
(ホワイトペーパーに書いてあった)
ここで気になるのが「シャーディング」という言葉。
シャーディングは取引処理速度が速いプロジェクトの多くが取り入れている技術なので、競合が多そうなプロジェクトではありますが…!(・∀・)w
では、どのような特徴があるのかもっと詳しく見てみましょう!
特徴その1・公平でランダム性の高いコンセンサス
マルチバックは、3つの基本的な課題を解決するとしています。
- ①信頼できる方法でトランザクション・スマートコントラクト処理のためにネットワークノードからシャードを作り、ネットワークを拡張します
- ②トランザクション処理において、信頼できるシャードを使ってトランザクションを処理し、記録を更新します
- ③スマートコントラクト処理において、ネットワークノードによるスマートコントラクトコードの正確、かつ誠実な実行を検証します
う~~~ん、なんのこっちゃ(・∀・)ww
まず課題として挙げられるのが、セキュリティや分散化にも関係する「公平性」です。
取引を行う上で、特定の管理者がいないという特徴をもつ仮想通貨は、ネットワークに参加するみんなの手で取引を正しく(不正なく)終え、記録を積み重ね、信頼を積み上げていきます。
ここで重要なのが公平性。
取引が正しいかどうかを検証するために欠かせないのが「コンセンサス(合意)」です!
特定の管理者がいないので、みんなで「おっしゃ、この取引大丈夫やで!」と合意をするってことですね♪
ビットコインではProof of Work(PoW)と呼ばれる方法が取り入れられていますし、イーサリアムは将来的にProof of Stake(PoS)というコンセンサスアルゴリズム(合意方法)を導入することが決まっています。
ただ。
それぞれにデメリットがあります(´・ω・`)
計算競争を勝ち抜いた人がブロックを作る権利(取引を承認する権利)を持ちます。
そのため、高性能なコンピューターを持つ人の方が有利になり、公平性に難あり。
トークンをたくさん持っている・長く持っている人が有利になります。
カネにモノ言わせてたくさんのトークンを持つおそれがあり、公平性に難あり。
ということで(´・ω・`)
ほかにもDPoSやPoIなどさまざまなコンセンサスアルゴリズムがありますが、「これで完璧だ!」というワケではないんですね。
そこで、MultiVAC(マルチバック)のチームはより公平性を持たせるために「検証可能なランダム関数(VRF)」を用いることにしました♪
VRF(検証可能なランダム関数)とは?
マルチバックで利用されているのが、Verifiable Random Functions(VRF)=検証可能なランダム関数といいます。
(文系のため関数という文字に拒否反応を起こしている私)
VRFとは、取引が正しいかどうか検証をするときに、ランダムに「あんた検証してや」と人を選ぶ際必要になる関数のことを指します。
この関数は、3つの条件を満たす特徴を持っています。
- 検証に使えるくらい、高いランダム性を持っていること(出来レースで選ばれた数字ではない)
- 予測することも、制御することも不可能な数字
- 低コストで、より効率的に実装できる方法
もしも、この関数が予測できるものだったら?
あらかじめ取引の検証者として選ばれる人を、先回りして知ることができますよね。
その人に対して攻撃を仕掛けることで、ネットワークをむちゃくちゃにする攻撃が考えられます(´・ω・`)
また、数値を制御して変更することができたら?
「公平な検証」には使えなくなってしまいます…。
なので、上記3つの特徴を持った関数のことを、安全・公平・ランダムな「検証可能なランダム関数」と呼んでいるんですね♪
この関数、実はハーモニーなど他のプロジェクトでも用いられています(・∀・)
↓Harmony(ONE)について詳しくまとめています♪↓
特徴その2・VRFを利用したシャーディング
最初にもお話ししましたが、シャーディング(Sharding)について見てみましょう。
シャーディングとは、手分けをしてみんなでデータの処理を行う技術のこと。
シャード(Shard)=破片という意味です♪
マルチバックを例にすると、マルチバックのネットワークに参加するみんながシャードとなり、手分けしてデータを検証すれば取引が速く終わるじゃん♪(・∀・)ってことですね。
さて、先ほど登場したVRF(検証可能なランダム関数)と、シャーディングの関係について。
マルチバックでは、シャーディングの技術において、ノード(みんなのこと)を選ぶ際にVRFを適用させます。
取引が行われると、マルチバックのメインチェーンにて取引は「データ(数値)」となりますよね。
各ノードは、そこで生成されるVRFをもとにシャードとして選ばれることになります。
いやもうなんかこんな感じでホワイトペーパー見たら計算計算計算ばっかりだったのでアババババって感じなんですが。
取引の検証を行う人を選ぶのに、公平になるような仕組みがとられているということです(・∀・)
(無理やりまとめた感)
シャーディングを取り入れる理由
マルチバックがシャーディングという技術を取り入れるのは、理由があります。
ただ単にトランザクション(取引データ)処理が速いというだけでなく、なおかつネットワークに参加するすべてのユーザーに対して平等に利用できる「分散型台帳」という、根本の部分を保ったまま利用できます。
↓分散型台帳とは?詳しく解説しています♪↓
他のプロジェクトと比較してみましょう(・ε・)
たとえば、DPoS(Delegated Proof of Stake)というコンセンサスを採用しているプロジェクト。
Delegated(デリゲート)とは「委託」という意味で、Proof of Stakeは賭け金を持っている人が有利になる仕組みです。
つまり、トークンを保有している方に対して、取引の承認を委託する(投票して選ぶ)という仕組みを指します。
この場合、半集中化となることで、ブロックチェーンがもつメリットの「分散化」にゆらぎが(´・ω・`)
次に、DAG(ダグ)という仕組みを取り入れているプロジェクト。
取引のデータであるブロックが一列に並ぶよう設計されているのがブロックチェーンですが、より効率的にトランザクション処理をしよう!ということで誕生したのが「DAG(有効非巡回グラフ)」です。
上がDAG、下がブロックチェーンです。
…このように、ブロックの並び方が違うってことですね。
DAGの方が次々にブロックを処理できることがわかります♪
でも(゜Д゜)
DAGはネットワーク上でデータを送るやり取りが多いこともあり、オープンな環境で利用するにはセキュリティ面で不安が(´・ω・`)
マルチバックは、分散化・安全性・処理性能の3つを両立させるということで、このあとご紹介します独自のコンセンサスとシャーディングを用いているんですね♪
MultiVACのシャーディングの流れについて
VRFを使ってランダムにノードをピックアップし、シャードを作り、マルチバックのネットワークをいくつかのシャードに分けてトランザクションの処理を実行することができます。
シャード=取引の処理班と読み替えると、わかりやすいと思います♪(・∀・)
シャーディングの技術を実装するためには、シャードとシャードの間で情報をどのようにやり取りさせるか、複数のシャードにまたがるトランザクションをどう処理するかといった課題があり、シャード間の調整を実現するのはまだまだ難しいと言われています。
ちなみに、シャーディングを利用しているプロジェクトは、他にもZilliqa(ジリカ)やQuarkChain(クオークチェーン)などがありますよ~。
↓Zilliqa(ジリカ)について解説しています!↓
↓QuarkChain(クオークチェーン)について解説しています!↓
しかし、これらのシャーディングは共有の台帳を利用する&ネットワーク全体でトランザクションを処理するため、シャードを同期するのが大変なこと、コストがかかってしまう課題がある…とマルチバックは指摘(´・ω・`)
この問題を解決するのが、マルチバックの「UTXOメカニズム」です!(゜Д゜)
特徴その3・UTXOメカニズム
同期の問題を解決してくれるのが、UTXOメカニズム。
特定のアカウントが行ったすべての取引(トランザクション)が、同じシャードで実行される仕組み。
取引をしたときに発生するトランザクションですが、通常はアカウントがもつ番号に応じ、ネットワークによってそれぞれ違うシャードに分散されていきます。
しかし、UTXOメカニズムでは特定のユーザーアカウントのトランザクションが、同じシャード内で処理されることを保証します。
…つまり、トランザクションを処理する担当を決めるってことです(・∀・)
担当の人が違うと、1から説明しなきゃいけない手間がかかる(=同期に時間がかかる)ことになるので、ずっと同じ人が担当をしてくれれば手間がかかりません。
これならラクやね~(∩´∀`)∩というのが、UTXOメカニズムです。
そもそも「UTXO」という言葉ですが…
「Unspent Transaction Output」の略であり、意味は未使用トランザクション、つまりウォレットにあるけれど使っていない未使用の残高のことを指します。
マルチバックのUTXOメカニズムは、取引において資金が受け取られたときではなくて、資金が使われたときのみに確認するという変わった仕組み(・ε・)
同じユーザーの取引を同じシャードで処理すると言いましたが、UTXOメカニズムでは以前確認されたトランザクションの情報を使います。
このおかげでいちいち確認作業をしなくても、ユーザーが送金を行ったとき(重要なとき)だけきっちりトランザクションの確認を行うことができるように。
エ…でもそれって安全性は?(゜Д゜;)と思うなかれ。
そもそも同じユーザーによるトランザクションを、同じシャードで処理するということが前提になっています。
なので、資金の受け取り時には確認作業が行われなくても、送金時にはちゃんと検証が行われているのでOK。
一見、不思議な方法に見えますが、メリットがもちろんあります。
まず、攻撃に強いという点(`・ω・´)
トランザクションを改ざんしたり、二重支払いをしてやろう…とする攻撃者は、ネットワーク全体ではなくて特定のシャードを攻撃する必要があります。
マルチバックでは、シャードがトランザクションの検証を行うからですね。
この攻撃を防ぐ方法としては、シャードの調整を行うこと。
マルチバックの場合だと、シャードはランダムにピックアップされますし、同じユーザーのトランザクションは同じシャードにて処理されることになっています。
さらにVRF(検証可能なランダム関数)を使ってシャードを決めているため、攻撃者がシャードの予測をしにくいというメリットも♪
これによって、攻撃者はシャードをピンポイントで攻撃することがかなり難しくなります( ^ω^)v
ビットコインをはじめとしたPoWアルゴリズムの場合、ネットワーク全体に対してひとつのシャード(マイナー)の計算能力が弱いため、攻撃者は計算能力をがっつり乗っ取って攻撃できます。
(51%攻撃といいます)
マルチバックはそういった乗っ取りの恐れもなく、取引の検証に対して権力をもつシャードへの攻撃も難しいため、二重支払いやトランザクションの改ざんが行われる心配がないんですね(∩´∀`)∩
特徴その4・VM(仮想マシン)とブロックチェーン命令セット(BISC)の関連
イーサリアムをはじめ、契約機能であるスマートコントラクトを実行することができるプロジェクトは多く存在しています。
スマートコントラクトを実行するためのエンジンとなるのが、仮想マシン(Virtual Machine)。
イーサリアム仮想マシン(EVM)だったり、マティック仮想マシン(MVM)だったりと、それぞれのプロジェクトで仮想マシンがあるってことですね。
ただ、この仮想マシンは複雑なスマートコントラクトを実行させるためにコストがかかったり、ビジネスっちゅー意味では最適じゃないといいます(´・ω・`)エー
そこで、今後もっと特殊な命令を行うときのために「ブロックチェーン命令セットコンピューター(BISC)」がつくられました。
マルチバックの仮想マシンとなる「MultiVAC Virtual Machine(MVM)」は、BISCを使ってつくられています(‘ω’)ノ
では、MVMとBISCについてそれぞれ詳しく見てみましょう♪
特徴その5・MultiVAC Virtual Machine(マルチバック仮想マシン)
先ほどもサラッとお話ししましたが、マルチバック仮想マシン(MVM)はマルチバックのプロジェクトにおいて、計算を行ったりスマートコントラクト(契約)を実行したり、重要なエンジンとなります。
柔軟に計算を行うことができるよう設計されていて、スマートコントラクトの検証(計算)も効率的に行える環境となっています♪
MVMでできることは、たとえばこんなこと。
- アプリケーションの静的コード最適化
- ストレージの割り当て
- ランタイム検査
- 遂行時の検証
※ランタイム…プログラムを実行するときのこと
さらに、万が一の攻撃がループするのを防ぐために、MVMは実行されるBISCの命令に対し、イーサリアムの仕組みに似たガス料金(手数料)を使うことになっています。
もし手数料が無料なら、攻撃者がコストをかけずガンガン攻撃を仕掛けてきますからね(´・ω・`)
それを防ぐために、手数料をかけておくということです。
ちなみに、ガス手数料が徴収されるのはスマートコントラクト(契約)が実行されるときのみで、検証の段階では必要ありません(・∀・)
…ただ、スマートコントラクトを実行するにあたって、現在イーサリアムではコストがかかるという課題が(´・ω・`)
料金が発生することを考えると、マルチバックではできるだけ安く、そして命令(コード)がもっとも効率良く実行する必要があります。
できるだけ安く・手数料がかかるならば可能な限り効率良く…。
また、スマートコントラクトをスピーディに実行するために、素早く検証を行うことも必要です。
これを実現するためにMVMに組み込まれたのが後ほど解説します「PoIEコンセンサスアルゴリズム」です(゜Д゜)何ソレ
PoIEコンセンサスアルゴリズムという方法で検証を行うことで、実行されたすべての命令の計算・ガス(手数料)のチャージ・検証を同時に実行してくれるようになります♪
MVM(仮想マシン)の設計目標
…さっきからマシンマシンと言ってますが、実際にパソコンとかなんらかの機材(マシン)があるわけじゃないです(・ε・)w
「バーチャル(仮想)」という名前のとおり、ソフトウェアやプログラムとして組み込まれているヤツのことを指します。
ただ、将来的に見るとブロックチェーンで用いられる仮想マシンは専用のハードウェアCPUとして直接実装される必要がある…と、マルチバックでは考えています。
これを実現するためには、まず仮想マシンでともに使われる「ブロックチェーン命令セット」がきちんと使える・効率的な存在になっている必要があり、たとえばスマートコントラクトを難なく実行できる、難しい命令にも対応する必要があります。
この長期的な目線に基づき、MVMではさまざまな機能を実装させているんですよ♪(∩´∀`)∩
特にスマートコントラクトとDAppsにおいては、より複雑な命令に対応する必要があるため、計算のサポートは欠かせません。
マルチバックは多くの高レベル言語(プログラミングする言語)に対応しているため、既存のプログラムをスムーズに移行することができます。
これらの機能により、デスクトップパソコンやモバイル(スマホ)などの目的で使われるコンピューターでありながら、自然にマルチバックのノードとして利用することが可能に♪
いつも使っているコンピューターが時にはマイナー(ノード)として、簡単に切り替えて利用できるようになります(‘ω’)b
特徴その6・ブロックチェーン命令セット(BISC)
MultiVAC Virtual Machine(MVM)は、柔軟でカスタムが簡単にできる「ブロックチェーン命令セット」を使います。
「命令セット」とは…?
コンピューターに対して命令をするための、「命令コマンド集」とイメージしてみてください(・∀・)w
命令セットはさまざまな種類のものがありますが、同じ系統の命令セットを使えるコンピューターもあります♪
そこにブロックチェーン(Blockchain)がついているので、なんとな~く意味はわかりますよね(・∀・)
一般的な命令セットと同じように、命令処理を行う内容にプラスして、パブリックブロックチェーン用にハッシュ(暗号)命令がセットになっています。
今後、仮想マシン(VM)が「仮想」ではなく、物理的なマシンになることを期待して取り入れられています。
特徴その7・PoIEコンセンサスアルゴリズム
MultiVAC Virtual Machine(MVM)の項目でチラッと登場しましたが、MVMが効率良くスマートコントラクトを実行できるようにするため「PoIEコンセンサスアルゴリズム」という方法が組み込まれています。
繰り返しになりますが、マルチバックと同じくシャーディング技術を取り入れているジリカやイーサリアム(導入予定)は、シャードごとに多くのノードを必要とし、その数は通常数百~数千にもなります。
DAppsはみんなで使えるパブリックブロックチェーン上にあり、そこでスマートコントラクトを使って構成されていますが、多くのノードを使って実行したり検証するのは、明らかにコストが…高い…(´・ω・`)w
そこでマルチバックが導入したのが、PoIEです。
PoIE=Proof of Instruction Executionのことで、意味は「命令の執行による証明」。
命令(BISC)に対して計算をし、スマートコントラクトの実行に必要となる手数料(ガス)をチャージし、さらに検証を一気に行うのがPoIEの機能です。
たとえば。ビットコインのPoWコンセンサスアルゴリズムの場合、悪意あるユーザーが攻撃を仕掛けようとするとか~な~りコストがかかってしまうことが知られていますよね(´・ω・`)
計算能力を支配して、自分が取引の検証を好き勝手やってやろう(暴論)という攻撃ですね。。
この攻撃、やろうと思えばできます。
しかし、現実的に考えるとムッッッッチャクチャなコストがかかってしまうため、できないだろう…というのがPoWにおける安全性のハナシです。
PoIEも同じように悪いことをしようと思えばできるのですが、こちらもムッチャクチャなコストがかかってしまうため、悪意のあるノードが計算(検証)をちゃんと実行せざるを得ない状況をつくりました。
マルチバックのネットワークで、ノードに対し「いらんことすんなよ( ^∀^)ちゃんと命令を実行して検証したら報酬あるゾ( ^∀^)」というアメとムチを使い分ける方法が、MVM(仮想マシン)に組み込まれたPoIEということですw
特徴その8・ストレージとセキュリティ
コンピューターに必要なのは計算力だけではなく、データを送信するときのセキュリティや、保存するときのストレージ(保管庫)などさまざまな要素がありますよね。
マルチバックでは、堅牢なパブリックブロックチェーンなら、分散化・スケーラビリティ・ストレージと伝送のセキュリティの3つをすべて達成できる…としています♪
そのためには、ネットワークに参加するノードがこれらすべてのリソース(資源)に貢献できるよう設計されていることが必要です(`・ω・´)
計算やストレージとしてノードが役割分担することで、ネットワークに貢献するということですね。
要件:計算
計算については、複雑で手数料たけぇ(゜Д゜)と言われているスマートコントラクトを、より安く・早く計算して実行できるようPoIEを使うとお話ししましたね。
PoIEコンセンサスアルゴリズムを利用して、計算の正確性を検証・証明することをズラ~っと書いてきました(息切れ)
要件:ストレージ
ストレージとは、データを保管する場所のことを指します(・∀・)b
トランザクション(取引データ)のサイズ、1秒あたりに行われる取引によって、台帳(データが記録されるもの)はどんどん大きくなっていきますよね。
普段パソコンやスマホを使っているとわかりますが、大きなデータのアプリをダウンロードするとクッッッソ時間がかかったり、空き容量が足りなくて保存できません…と困ったことがあるのではないでしょうか(・∀・)あるある
同じように、ユーザーが増えて取引量が増えれば増えるほど、パブリックブロックチェーン全体のデータも大きくなっていき、通常のパソコンでは台帳を保存できなくなってしまいます(´・ω・`)
なので、マイナーとなるノードはいちいちデカい台帳を使っていられないので、小さなデータのみをもっています。
データの大部分は「ストレージノード」と呼ばれるノードによって保存されており、ほかのノードにも「ここからデータ使ってくださいや」とデータを提供しています。
ストレージノードはデータを保管する専用の人ということですね!
マイナーノードとストレージノードはデータのやり取りがスムーズにできるよう同期されており、マイナーとして・ストレージとしての各役割を分担しているので、通信も短時間でサクッと済むように(・∀・)b
また、ストレージに保管されるデータはどんどん増えていきますよね(・ε・)
増えれば増えるほど、これまでのデータがどこいった…?と迷いやすくなってしまいます。
そこで、マルチバックのストレージには「マークルルート(Markel Roots)」と呼ばれる方法が取り入れられています。
↓「マークルツリー」について解説しています♪↓
これは仮想通貨の原点・暗号理論で使われるもので、データを効率良く収納しておく方法のことを指します。
関連するデータがどんどん枝分かれして繋がっているのですが、データの前後はハッシュと呼ばれる関数によって関連性が示されています。
なので、データ全体を見て「これは正しいのか…?」とチェックしなくても、一部分を切り取ってもどこを見ても、正しいデータが残されていることに。
データの信頼性が高く、データの検索・取得がカンタンになる方法なんですね♪(‘ω’)ノ
そして、ストレージノードとして活躍するノードに対して、マルチバックでは報酬を提供しています。
マルチバックとしてはデータを保存してくれるノードの存在はありがたいものですし、逆にノードも報酬もらえる♪とwin-winなんですね(*´ω`*)
特徴その9・柔軟性の高さ
ビジネスにおける環境と市場の環境は、目まぐるしく、どんどんどんどん進化しています(゜Д゜)
もちろん、これは仮想通貨・ブロックチェーン業界においても言えること。
だからこそ重要なのが「柔軟性」だと、マルチバックは考えています。
たとえば、現在すでにさまざまなDAppsが稼働しており、さらに今もなおゲームやウォレットなど新しいDAppsが開発されていますよね。
開発されるDAppsの種類によっては、必要とする機能が違っています。
一部のDAppsは「高いセキュリティ」を必要としている一方、他のDAppsでは「スループット(処理速度)」を必要としているなど、求められるものが違います。
これまでDAppsを構築できるプラットフォームといえば、たとえばイーサリアム(ETH)やイオス(EOS)といったものがありますが…
イーサリアムは完全に分散化されている一方、スケーラビリティ問題を抱えていることからもわかるようにスループットが低いのが難点(´・ω・`)
一方のイオスは高いTPSを実現していますが、そのぶん分散化を犠牲にしています…(´・ω・`)
※TPS…Transactions Per Second:1秒あたりにトランザクションを処理できる件数を表す単位
ということは、DApps開発者はアプリケーションに合った土台(ブロックチェーン)を選ぶ必要があるということですね。
マルチバックは、基盤となるブロックチェーンをもっと柔軟に、どんなDAppsにも対応できるようにしよう!と考えました。
高いセキュリティを必要とするDAppsも、高スループットを必要とするDAppsも、ひっくるめて「ウチでやろうぜ!」と言えるような柔軟性の高い土台を作ったのです♪
特徴その10・高いTPSを達成
マルチバックは2018年10月にデータを蓄積・公表するラボをリリースしています。
これによると、64個のシャードを使って30784TPSを達成(゜Д゜)
…1秒に3万件以上処理できるんですよ??
わずかたったひとつのシャードでも、ピークでは533TPSに達したということで、かなり期待されていることがわかります♪
KuCoin(クーコイン)でのIEOについて
MultiVAC(マルチバック)は、海外取引所・KuCoin(クーコイン)にてIEOが行われました。
ICOは新しくトークンを発行する代わりに、投資家から資金を集めることをいいます。
↓IEOについて詳しくまとめています♪↓
ちなみに、KuCoinでのトークンセールは今年4月に行われました(∩´∀`)∩
MultiVAC(MTV)を取り扱う取引所は?
クーコインの他にもマルチバックを扱う取引所があるようなのですが…
Coinsuper…?ABCC…??知らねえ……しかも全然取引されてねぇ…
ということで(無知)
無難にクーコインで売買することをおすすめします(・∀・)w
取り扱いペアはこちら。
- MTV/BTC(ビットコイン)
- MTV/ETH(イーサリアム)
- MTV/USDT(テザー)
- MTV/KCS(クーコインシェアーズ)
もっとメジャーな取引所にも上場してくれるといいな~(∩´∀`)∩
MultiVAC(マルチバック)のパートナーは?
マルチバックには「エコシステムパートナー」「ビジネスパートナー」の2種類のパートナーがいます。
- Certik
- BlockCloud
- Top Network
- Ankr Network
↓有望アルト・BlockCloud(ブロッククラウド)まとめ♪↓
↓有望アルト・Ankr Network(アンカーネットワーク)まとめ♪↓
こちらはプロジェクトとして、同じような経済圏をもつ仲間というところですね(・∀・)
もうひとつのビジネスパートナーは、さまざまなベンチャーキャピタル(投資会社)や、KuCoinなどの取引所が名を連ねています。
また、IEOを行ったクーコインの公式ブログには、マルチバックのパートナーについてこのような記載がありました。
引用:KuCoin公式ブログ
マルチバックチームは、さまざまなテクノロジーパートナーやブロックチェーンパートナーと協力してきました。
これらのパートナーシップは、近い将来プロジェクトのチームによって公式に発表される予定です。”
期待できる有望プロジェクトとして、今後まだパートナーが増えていきそうですね♪(∩´∀`)∩
MultiVAC(MTV)の将来性は?
マルチバックの開発チームは積極的にイベントにも参加し、コミュニティに対しても進捗報告をしています。
今年では、シンガポールで開催されたバイナンスブロックチェーンウィークに参加したほか、9月にはブロックチェーンライブ2019といったイベントに参加することも明らかに。
テストネット2.0「エニグマ」がローンチされましたし、続いて今年中にはテストネット3.0である「オラクル」がスタート予定。
オラクルのスタートとほぼ同時期に、ついにメインネットが正式リリース予定です(/・ω・)/
ここであれやこれや試行錯誤を繰り返したり、ユーザーに感触を確かめてもらったのち、本番となるメインネットが登場します。
2019年第4四半期には続けてテストネット4.0が始動する予定で、ここでスマートコントラクトのシステムが入ってくるそう♪
来年、2020年第2四半期にはメインネット2.0となり、さまざまな機能が追加される予定です。
マルチバックのチームが懸念として考えているのは、将来の計画が非常~~~にたくさんあり、長くまで続いていることだそうww
どんだけ先まで構想しているんでしょうか…(・∀・)w
まとめ
今回は、MultiVAC(マルチバック)についてご紹介しました♪(∩´∀`)∩
テストネットが順調にリリースされ、今年にはさらなるバージョンのテストネット、そしてメインネットのローンチも控えています。
今後拡大することが確実であろうDAppsを、もっともっと使いやすくしよう!というプロジェクトが、マルチバック。
現在イーサリアムやジリカといった他のプロジェクトが抱えている課題を解決し、より効率的なシャーディング技術を使ってサクッと処理&安く使おうぜ!というプラットフォームです♪
まだまだマイナーなアルトコインではありますが、DApps市場の需要が高まることで注目度が今後増していくのではと思っています。
期待してます~♪(∩´∀`)∩w
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