【3分でわかる!用語解説】半減期(はんげんき)がファンダになる理由とは?スケジュールまとめ!【仮想通貨】
2019/08/05
こんにちは、Makiです!(∩´∀`)∩
新しい取引所が金融庁に認可されたり、政府が仮想通貨に関する閣議決定をしたり…と、仮想通貨界隈は少しずつ盛り上がりを見せようとしています。
今回は、よく耳にするけどなかなか理由を理解しづらい「なんでや?(´・ω・`)」という疑問を解決すべく、徹底的に解説するぜシリーズ。
「半減期(はんげんき)」についてです♪
半減期がファンダになるとよく聞きますが、それはどうして?と言われて説明できるでしょうか…(´;ω;`)
ファンダ分析で必須の半減期について、しっかり理解しましょうっ♪
目次
半減期とは?
半減期とは、マイナーへの報酬が半分になる時期のことをいいます。
マイニングを行う人をマイナーと呼びますが、取引の検証を行った報酬として、マイナーには新しく発行された仮想通貨が贈られます。
↓マイニングの仕組みについて解説しています♪↓
各通貨によってマイニング成功時に贈られる通貨の量は違いますが、それぞれ「お疲れちゃん~(・∀・)」ということで報酬が贈られるんですね♪
どうしてマイナー報酬が半分になるの?
では、マイナーさんへの報酬を半分にする意味とはなんなのでしょうか…?
ビットコイン(BTC)を例に出してみましょう(・ω・)ノ
ビットコインはマイニングによって新しく報酬のコインが発行されていますが、発行できる上限枚数は2100万枚と決まっています。
2019年3月30日現在、約1,700万枚のビットコインがすでに発行されていて、残りはあと約400万枚ほど。
マイニングが行われるたびにず~っと同じペースで新しいビットコインが発行されていたら、あっという間にすぐ上限数になっちまいます(゜Д゜)
これだと、市場に出回るビットコインの量も確実に増えてしまい、需要と供給(価格)のバランスが崩れてしまうことに(´・ω・`)
ビットコインは全世界でわずか2100万枚という「希少価値」があるため、価格が大きく跳ね上がりました。
(もちろん地合いとかいろんな理由もあるけどさ)
ビットコインの発行枚数をゆるやかにして、流通量が増えるのを防ぐことが半減期の目的です☆
関連・マイニングの難易度調整
マイニングによって生み出されるビットコインの数を少なくするのはもちろんですが、もうひとつ調整の方法として「難易度調整」があります。
ビットコインのマイニングは、高性能のコンピューターをフル回転させて計算をしまくる「Proof of Work(プルーフオブワーク)」という方法で行われます。
マイニングをする人が増え、よりパワフルなコンピューターが登場すると、ブロックがガンガン作られるペースが速くなる=取引の承認時間が速くなるということに。
ビットコインの場合、ひとつのブロックができるまでの時間は約10分と調整されるようになっています。
なので、あまりにも早くブロックが作られるとそのペースが乱されることになり、取引を速く承認する=安全性は大丈夫…?となってしまうんですね(´・ω・`)
これを防ぐために、ブロックの生成時間を約10分になるよう調整するのが、マイニングの難易度調整です♪
高性能のコンピューターが出てこようが、束になってマイナーがかかってこようが、1つのブロックができるのは10分つったら10分じゃい(゜Д゜)と、計算の難しさを調整することを言うんですね。
こちらもまた、半減期と同様に仮想通貨が発行されるスピードを調整するためのイベントと言って良いでしょう。
半減期は損?マイナーの収益について
…マイナーへの報酬が半分になるのが、半減期だということがわかりましたね。
じゃあ、マイナーって半減期になったら損するんじゃね?(゜Д゜)という心配が浮かび上がると思います。
確かに、報酬の数は減ってしまいます(´・ω・`)
しかし!
そのぶん流通する枚数はゆるやかになっていくため、次第に「手に入りにくい」という状態に。
するとその通貨は需要が高まることで1枚あたりの価格が上がりやすくなります!
さらに、マイニングの報酬が少なくなることで「マイナーやめた(T_T)」勢があらわれます。
マイナーが減るとさらに仮想通貨をもつ人が限定されるようになり、市場に出回る仮想通貨の量が減ることで、希少性が高くなります。
欲しい人が多い=需要が高まる=価格が上がりやすくなるということですね♪
なので、報酬の仮想通貨枚数が減ったとしても、1枚当たりの価格が上がりやすいため実質的にプラスになるので半減期がきても大丈夫!というワケ。
(価格が上がりやすいのは理論上です、実際にはマイニング収益が下回ることも)
半減期によるマイナスの影響
半減期って、仮想通貨1枚あたりの価格が上がりやすくなるからいいじゃん♪(・∀・)と思ってしまいますが…
マイナスの影響があらわれることもあります。
先ほども少し触れましたが、マイナーががっつり減ってしまった場合のことです。
マイニング報酬が減ってしまうんなら…とマイニングを止めてしまう人が続出した場合、取引の承認者が減ってしまうことになります(´・ω・`)
ビットコインをはじめマイニングが行われている各通貨は、世界中のあちこちでマイニング(取引の承認)を行っています。
集団でマイニングを行うマイニングプールもたくさんあり、中には勢力が偏ることで不正を行う「51%攻撃」を仕掛けられるのでは?という心配もあります。
マイナーの数が減るということは、こういった集団でマイニングをしている団体にとっては自分たちの勢力を伸ばすのに、好都合です…(T_T)
つまり、マイナーが減ると51%攻撃が起こる可能性が高くなったり、ブロックチェーンを自分たちの好きにしようと考えるヤツがあらわれるかもしれません。
本来ビットコインはたくさんのマイナーが参加することで51%攻撃のような偏りをなくし、多くの人(監視)がいることでその安全性を保っています。
マイナーが減ることは、ビットコインをはじめ仮想通貨の安全性が危険にさらされることとなるんですね…。
半減期はいつやってくる?
半減期がやってくるのは、およそ4年に1回といわれています。オリンピックか。
でもコレ、厳密に言うと4年という期間が決まっているワケではなくて、各通貨で●●ブロックごとに半減期がやってくる…と決められています。
半減期の間隔例 | |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 21万ブロックごと |
ライトコイン(LTC) | 84万ブロックごと |
…というふうに、決まっているんですね。
これだけのブロックが生成される間隔がだいたい4年となっているため、4年に一度半減期がくるよ!と言われています。
なので、ブロックができるスピードによって多少前後することを知っておいてくださいね(∩´∀`)∩
んでは、各通貨の半減期について見てみましょう♪
ビットコイン(BTC)の半減期について
ビットコインの半減期は、来年の5月と予想されています。
ビットコインの半減期 | |
---|---|
半減期のブロック間隔 | 21万ブロックごと |
報酬のコイン枚数 | 12.5→6.25BTC |
次回予想 | 2020年5月23日 |
参考サイト | bitcoinblockhalf |
ビットコインはすでに1700万枚以上が発行されていて、総発行枚数の上限は2100万枚。
発行されたビットコインの割合は8割を超えたことなりますね!(・ε・)
ライトコイン(LTC)の半減期について
ライトコインの半減期 | |
---|---|
半減期のブロック間隔 | 84万ブロックごと |
報酬のコイン枚数 | 25→12.5LTC |
次回予想 | 2019年8月5日 |
参考サイト | litecoinblockhalf |
いま、半減期のファンダくるで―(゜∀゜)―!と言われているのが、私のいとしのライトコインちゃんです。
今年の8月に半減期がくると予想されており、報酬は現在の25LTCから12.5LTCへと半分になります。
ライトコインは総発行枚数の上限がビットコインの4倍、つまり8400万枚となっていますが、現在の発行枚数は約6100万枚となっており、70%以上を発行したことに。
もうすぐやってくる予定の半減期に向け、かなり強い上昇相場になっていることも興味深いですね♪
↓その他、ライトコインのファンダについてまとめています!↓
ビットコインキャッシュ(BCH)の半減期について
ビットコインキャッシュの半減期 | |
---|---|
半減期のブロック間隔 | 21万ブロックごと |
報酬のコイン枚数 | 12.5→6.25BCH |
次回予想 | 2020年4月7日 |
参考サイト | CoinSalad |
2017年8月にビットコイン(BTC)のチェーンから分岐して誕生した、ビットコインキャッシュ。
元となるビットコインと同じように、10分間隔でブロック生成が行われるため、21万ブロックごとに半減期がやってきます。
モナコイン(MONA)の半減期について
モナコインの半減期 | |
---|---|
半減期のブロック間隔 | 105万1200ブロックごと |
報酬のコイン枚数 | 25→12.5MONA |
次回予想 | 2020年8月14日 |
参考サイト | MONACOIN情報サイト様 |
国産コインとして親しまれているモナコインですが、こちらもビットコインたちと同じく2020年に半減期を迎えるようです♪
リスク(LSK)の半減期について
リスクの半減期 | |
---|---|
半減期のブロック間隔 | 300万ブロックごと |
報酬のコイン枚数 | 3→2LSK |
次回予想 | 2019年10月15日 |
参考サイト | cc001 |
特殊なのが、こちらのリスク(LSK)です。
リスクはマイニングではなく「フォージング(鋳造)」と呼ばれる方法で新規のコインを発行しています。
半減期は報酬が半分になる…という意味ですが、リスクの場合はじょじょに減っていくというもの。
300万ブロックごとに毎年1LSKずつ減っていき、最終的に1LSKになったらずっとそのまま…だそう(・∀・)ノ
まとめ
今回は、半減期について解説しました♪(∩´∀`)∩
今年・2019年はライトコイン(LTC)の半減期がやってきますし、来年・2020年はビットコイン(BTC)をはじめさまざまなコインの半減期がやってきます!
つまり、来年はさまざまな銘柄のファンダがドカーン(゜Д゜)とやってくるっちゅーことです!やべえ!w
「流通量が減って手に入りにくくなる」ということから、1枚あたりの希少性が高まって価値が上がる半減期。
大きなファンダとして、今後もスケジュールをチェックしてみてくださいね♪(*´ω`*)b
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