【3分でわかる!仮想通貨用語】Centralized・Decentralized・Distributed…中央集権?非中央集権?3つの違いと特徴まとめ
こんにちは、Makiです!(*´Д`)
今回は仮想通貨にまつわる用語解説♪
よーーーく聞くけど、イマイチ意味がわかりづらい…という用語を集めました!
英語が続きますがご容赦ください。わたしも純日本人なので英語を見るとふぇぇぇぇぇってなります。
Decentralized・Centralized・Distributed
いきなり英語かい!(゜Д゜)w
コレはビットコイン(仮想通貨)が支持されている大きな理由のひとつなので、しっかり知っておきましょう…!
- Centralized(セントラライズド)
- Decentralized(ディセントラライズド)
- Distributed(ディストリビュート)
んでは、順を追って見てみましょう(・∀・)
まず、Decentralized(ディセントラライズド)とは、分散化・分権という意味があります。
反対の意味としてCentralized(セントラライズド)という言葉もありますが、これは集中型・一元化という意味があります。
最後のDistributed(ディストリビュート)は、分配する・散らすという意味があります。
この図を見てみると違いがとてもわかりやすい(・∀・)
(イーサリアム創設者・ヴィタリックのブログから引っ張ってきましたw)
では、ひとつずつ詳しく見てみましょう。
Centralizedについて
集中型という意味をもつCentralized(セントラライズド)は、先ほどの画像を見ると文字通り一か所に集中していることがわかりますね。
この形は現在私たちが利用している、多くの一般的なサービスに当てはまります。
たとえば、お金の発行についてもそう。
政府や日本銀行によって発行・流通が管理されていますし、普段利用しているインターネットもこんな形ですよね。
だから、中央にあたるサーバーに負荷がかかるとサーバー落ちしてしまい、ネットに接続できない(´・ω・`)というトラブルが起こることも。
一か所にトラブルが起こると、周りのノード(ユーザー)がネット使えない(´・ω・`)という状況になってしまうのが大きなデメリットです。
仮想通貨でいえば、日本でも人気のアルトコインである「リップル(XRP)」が、Ripple社という会社によって管理されていることから中央集権だと言えます。
リップルは中央集権だ!と言われることについて、最後にメリット&意見をまとめていますのでぜひご覧くださいまし♪(‘ω’)ノ
Distributedについて
仮想通貨はピアツーピア(P2P)という通信形式、という話を以前にしました。
↓ピアツーピアについて解説しています!↓
中央集中型のCentralizedとは違って、ネットワークに参加するノードひとつひとつが、対等に通信することができるスタイルを指します♪
なので、ブロックチェーンの本来のスタイルとしてはこの「Distributed」が正しいと言えます。
ブロックチェーン技術を含む「分散型台帳技術」は、英語で「Distributed Ledger Technology(DLT)」と言いますしね♪
仮想通貨でいえばビットコイン(BTC)はDistributedのかたちだと言えます。
Distributedは何かあったときの決定権が分散されていて、たとえばSegwit導入の際には世界中のマイナーが投票を行うことで多数決をとりました。
↓Segwit(セグウィット)について解説しています♪↓
ただ、この方法はビットコインのコンセンサスアルゴリズム(取引の承認方法のこと)・Proof of Work(PoW)に代表されるように、偏りがみられる場合も(´・ω・`)
マイナーが協力して悪いことやろうぜ!という「51%攻撃」がその例です。
↓51%攻撃について解説しています♪↓
つまり、決定権はバラバラになっているにも関わらず、集中化してしまうこともあるというワケです。
ブロックチェーンを利用したプロジェクト・サービスの現状としては、その多くが完全なDistributedではなく、次でお話ししますDecentralizedの形がいちばん近いと言えます。
Decentralizedについて
Decentralizedは分散型・分権という意味で、仮想通貨においては「非中央集権」という意味で使われています。
その名の通り「権利」が集中していないということですね♪
ここで言う権利とは、たとえばアップデート(パワーアップ)をする際の内容を決めたり、新しく何かしようというときに提案したりそれを実行するといった権利があります。
仮想通貨でいえば、イーサリアム(ETH)がこのかたちだと言えます。
生みの親であるヴィタリックをはじめ、イーサリアムの開発者たちがオンラインで集まって会議をし、さらにユーザーからの意見をとりまとめるために投票を募ったり…
イーサリアムに関わる大きな決定権が、ひとつではないということです。
また、DistributedとDecentralizedの境界線がとても難しいことから、Distributedを含めた意味で「非中央集権」をひっくるめ、Decentralizedと呼ぶことが多いように感じます。
3つのまとめ
感想:ややこしい。
(・∀・)ww
Centralizedはわかると思うんですが、DecentralizedとDistributedのふたつのクッキリとした違いが、とても難しい!
さてさて、ここまでを踏まえて最後にまとめてみましょう。
Centralized・Distributed・Decentralized…これら3つのかたちには、それぞれメリット・デメリットがあります。
権利が集中していることで何かあった際の対応や決定が速かったり、管理者が不正を起こす可能性があること。
権利が集中していないことで不正が起こりにくい一方、問題点の解決・改善をしようと思ってもなかなか実行に移せないことなどがあります(´・ω・`)
では、3つそれぞれの違いと特徴がコチラ。
Centralized(セントラライズド) | |
---|---|
特徴 | 中央集中、中央集権型。 物事を決定したり、管理をする権利が一か所に集中している。 |
メリット | 決定が速く、何かあったときの対応が速い。 |
デメリット | ハッカーなどに中央が狙われやすく、トラブルがあったときの影響が大きい。 |
Decentralized(ディセントラライズド) | |
---|---|
特徴 | 非中央集権型。 物事を決定する権利がバラバラになっていて、その処理もバラバラに分かれている。 |
メリット | 権利が集中していないので不正が起こりにくい。 |
デメリット | 決定が遅くなりやすい。 |
Distributed(ディストリビュート) | |
---|---|
特徴 | 分権型。 権利はバラバラではあるが、偏り(集中)が見られる場合も。 |
メリット | 不正が起こりにくく、データの処理もサクサクでトラブルが起きにくい。 |
デメリット | 特にナシ?(・∀・) |
なんかまぁ、Twitterとか見てると「中央集権だからダメ!」とか「非中央集権バンザーイ!」みたいな意見を見かけることもあるんですが…
そもそもの形が違いますし、どっちがいい!じゃなくてそれぞれのプロジェクトに合った適切なスタイルを取っていることの方が重要です。
たとえば、リップルは非中央集権じゃないとかいろいろ言われているようですが、現在Ripple社があれやこれやと管理をしているおかげで、目を見張る成長を見せていますよね。
世界中の銀行がRipple社の●●を採用したー!とか、あっちこっちで毎日のようにニュースが飛び出しています。
これは、中央集権のスタイルをとっているからこそ決定が速いというメリットです♪
なのでどれが優れている!これはダメ!というんじゃなくて、それぞれの違いをしっかり理解しておくことが大切です。
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