イーサリアムクラシック(ETC)への51%攻撃を解説!被害は?PoWと今後についてまとめ

   

ETC

こんにちは、Makiです!(*´ω`*)

やっと…娘も幼稚園が始まって、いつも通りの仕事ができるようになりました…

(やべぇ休みすぎた)

さてさて、先日はビットフィネックスのメンテナンスがありましたが、特になんもなかったようですね(・_・)

↓ビットフィネックスの長時間メンテについて↓

…と思ったら!

別のところから大変なニュースが…(T_T)

イーサリアムクラシック(ETC)になんかあったそうなので、詳しく解説&今後について考えていきたいと思いまーす。

イーサリアムクラシック、51%攻撃に遭う

仮想通貨 イーサリアムクラシック ETC

まず、結論から言いますとこのたび「イーサリアムクラシック(ETC)」に対して、ある攻撃が行われました。

51%攻撃」というものです(´・ω・`)

事の発端はこちらのツイート。

reorg(リオルグ)二重支払いの攻撃に関するウワサがあります。

ETCネットワークは正常に動作していることがわかります。

BlockscoutのReorgセクションには、何の表示もありません。」

と、イーサリアムクラシック公式はこれらの攻撃に関する可能性をまず否定(´・ω・`)

ETC

しかーーーし。

「2019年1月5日、コインベースでは、イーサリアムクラシックにおいて二重支払い(51%攻撃)を含むリオルグを検出しました。

我々は顧客資産を保護するため、ETCブロックチェーン上のこれらの資金の動きを一時的にストップしました。」

エエエエエ(゜Д゜`)

ということで。

やっぱり、起こってたみたいです…。

そもそも51%攻撃とは?

スキャム 詐欺

んでは、この51%攻撃っていったい何なのでしょうか?

↓DoS攻撃、51%攻撃などまとめています↓

51%攻撃というのは、ハッシュレート全体の51%(50%以上)を支配して、不正な取引をすることをいいます。

ビットコインをはじめ、各コインのマイニングをしている人(団体)は世界中にた~くさんいます。

その人たちがそれぞれコンピューターの能力をフル回転させて計算競争をし、ある数字をいち早くゲットするのが「Proof of Work」、いわゆるPoWと呼ばれるマイニングの仕組みです。

仮想通貨 ビットコイン マイニング

ブロックヘッダーに含まれるハッシュとかnonce(ノンス)…とか難しいことはここでは省きますが、その数値を探し出すと「この取引データはOKだよ(・∀・)」と承認することができますね。

取引を承認=新たなブロックを作ることができる=ブロックチェーンが長くなるということです。

ブロックチェーン

マイニングをしている人たち全体を見たときに、どれくらいマイニングする力があるのかを示しているのが「ハッシュレート」です。

つまり51%攻撃は、マイニングを行う力であるハッシュレートをガッポリ支配して、不正な取引もマイニングして承認しちゃうぞー☆というもの(´・ω・`)

ハッシュレートの過半数を占めてしまうと…

51%攻撃による被害例
  • 不正な取引を承認しちゃう
  • 正しい取引を承認しない
  • マイニング報酬を独り占め

なんてことができてしまいます(´・ω・`)

今回の攻撃による被害について

コインベース

コインベースのブログによると、この51%攻撃によって二重支払いが起きたとのこと。

被害について
影響のあったETC 88599ETC(46万ドル)
チェーンについて 100ブロック巻き戻し

46万ドルは、日本円に換算すると約5000万円ほど。

“We ceased interacting with the ETC blockchain upon observing this reorg. Coinbase was not the target of this double spend and no funds were lost.”

引用:コインベース公式ブログ

“(日本語訳)

リオログを確認し、ETCブロックチェーンとの連携をストップしました。コインベースは二重支払いの対象ではなく、資金は失われていません。”

…とのことで、コインベースでは今回の攻撃について対象ではなく、ユーザーも一安心。

ETC・取引所の対応について

仮想通貨 ビットコイン 取引所

今回のリオルグを受けて、イーサリアムクラシック公式はさまざまな取引所・マイニングプールに向けて、取引の承認数(confirmation)を上げてくれとツイート。

承認数(confirmation)
confirmation=確認という意味。
取引したデータがブロックに含まれることを指します。
たとえばビットコインは1つのブロックができる時間が約10分で、6confirm(1時間分)あると安全だと言われています。

今回のようにリオルグ(巻き戻し)が起こった場合、取引がなかったことになってしまうため、承認数をたくさん経ているほど安全だということですね。

なので、日本でイーサリアムクラシックを扱っている取引所でも、こんな影響が。

まだ入出金再開の目途はたっていません(´・ω・`)

海外ではコインベースのほかにも、各取引所にて対応が行われているようです。

ポロニエックスではETCウォレットを無効にし、クラーケンでは一時的に承認数を500まで引き上げています。

原因について

クエスチョン 疑問

なんでこんなことになっちゃったの?という理由ですが…

まず、イーサリアムクラシック公式からはこのようなツイートが。

LinzhiがASICのテストをしています

ハテ?Linzhi?(´・ω・`)

Linzhi
中国の広東省にある深セン市(漢字出ない)を拠点とする、マイニング機材の製造メーカー。

これが今回の51%攻撃に関わっているのではないかという旨のツイートです。

ただ、コインデスクの記事によるとLinzhi側はテストが攻撃に関係している…という内容を否定しているそう。

“However, in an email to CoinDesk, Linzhi Shenzhen director of operations Wolfgang Spraul pushed back, saying “We are categorically denying such claims, they are entirely baseless and may be part of the attack itself.””

引用:コインデスク様

“(日本語訳)

コインデスク宛のメールによると、LinzhiのWolfgang Spraul事業部長は「われわれはそのような主張を断固として否定しています。根拠がないものであり、攻撃の一部である可能性があります。」”

ということで、Linzhiによる新しいマシンのテストはありつつも、それが原因で51%攻撃が起こったわけではないとしています。

LinzhiによるASICのテストのため、意図せずにハッシュを握ってしまったことで起こったのでは?という疑惑はあるものの、今のところ原因についてはわかっていないようです(´・ω・`)

ただ、Linzhiによってとある「呼びかけ」が行われています。

メーカーによるProgPoWへの不満

FUD 暴落

もうすぐ行われるのが、イーサリアムのアップデートである「コンスタンティノープル」です。

↓コンスタンティノープルの内容、トラブルについて↓

昨年秋にアップデートしようとしたところ、テストネットにおいてバグが発生するわ、クライアントでうまく同期ができないわのトラブル続きで延期となりました(´・ω・`)あらま~

それがやっと、今月行われることに…!

↓コンスタンティノープル、708万ブロックに決定↓

このアップデートに関する会議のなかで、今後実装される予定とされたのが「ProgPoW」です。

…マイニングはむちゃくちゃ高性能なマシンを使ってとんでもねー計算を繰り返す作業のため、ときにはマシンが熱を持ちすぎて火事になるほど(!)です。

(一般的なパソコンに搭載されているCPUでOK♪というものもあります)

仮想通貨 ビットコイン マイニング

マイニングで現在利用されているのが「ASIC」というマシン。

今のところビットコインやイーサリアムにおいては、ASIC最強☆ASIC無双☆という状態です。

激化するマイニング競争において、これはパワーが偏るわ(´・ω・`)と危惧したイーサリアムでは、現在ASIC耐性をもつ「Ethash(イーサハッシュ)」というアルゴリズム(方法)にてマイニングを行っています。

つまり、ASIC耐性=マイニングにおいてASICを使えなくする、もしくは使っても意味がない…という意味ですね。

ビットコイン バーン

しかし、先日のイーサリアム開発者会議において、ProgPoWを今後数か月で実装しようという流れに。

現在Ethashのマイニングマシンを作っているLinzhiでは、この流れにおいてイーサリアム開発者に向けた不満をあらわに。

“We make chips for Ethereum because we believe in Ethereum and Proof of Work.

We design for Ethereum, for better efficiency and better performance.

We are not attacking things we believe in,and are currently designing an Ethash mining machine.

We reject arbitrary enforcement of rules, and request clear and equal guidelines to be established for all hardware makers.”

引用:Linzhi「イーサリアム開発者への呼びかけ」(PDF資料)

“(日本語訳)

われわれはイーサリアムおよびProof of Workを信じ、イーサリアム用のチップを作っています。

より良い効率、パフォーマンスのために、イーサリアムに向けて設計を進めています。

われわれは信じているもの(イーサリアム)を攻撃しているわけではなく、現在Ethash用のマイニングマシンを設計しています。

ルールの恣意的(勝手)な執行を拒否するとともに、すべてのハードウェアメーカーに対して、明確で平等なガイドラインを確立するよう求めます。”

…ということです(´・ω・`)

評価 チェック リスト

わずか10名という少数チームのLinzhiは現在Ethashのマイニングチップを作っていて、しかもムチャクチャ開発費をかけている最中。

それがProgPoW近々実装するで~と言われたら、不満になりますわな(´・ω・`)

もちろん、イーサリアム開発者側もPoWならではのマイナー偏りを問題視していますし、どちらのことを考えても仕方ない…という感じでしょうか。

なぜETCだったのか?

ETC

なんでイーサリアムクラシックが今回51%攻撃に遭ってしまったん?ということですが…

Ethashはイーサリアムクラシック・イーサリアム両方に共通するマイニングアルゴリズム。

どっちかと言えば、当然ネットワークが小さいイーサリアムクラシック(ETC)の方が、攻撃しやすい=脆弱性があると言えますよね。

スキャム 仮想通貨 ビットコイン

同じマイニングアルゴリズムを共有しているため、マイニングに使える機材ももちろん同じ。

ハッシュレートを過半数以上握りやすい…ということだったんです(´・ω・`)やーね

PoWについて

仮想通貨 ネットワーク

これまでにも、51%攻撃を受けたものはイーサリアムクラシック(ETC)以外にいくつかあります。

昨年セルフィッシュマイニングが起こったモナコイン(MONA)もそうですし、ビットコインゴールド(BTG)やバージ(XVG)もそうです。

Proof of Workというマイニングアルゴリズムは計算競争ですから、そのためのパワーをいくつかのマイニングチームが結託して集めれば、あっという間に過半数を占めることができちゃいますね。

仮想通貨 資産

ただ、もし本当に51%攻撃が起こったときに、その通貨の信用はダダ下がり=通貨としての価値が低下することもありますし、マイニングにはムチャクチャなコストがかかる。

そういったリスクがあることから、51%攻撃?そう簡単には起きんわ(・∀・)ハハ という捉え方だったんですね。

ハッキング セキュリティ

しかし、実際にこうして攻撃が起こってしまいました。

ほらやっぱり!PoWはアカンわ!なんて意見もありますが、仮想通貨のトップに君臨しているビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった巨大なネットワークができているものは、そうでもないんです。

歯車

今回攻撃があったイーサリアムクラシックは、先ほどもお話ししましたようにイーサリアムに比べると小さな規模のもの。

同じPoWの仕組みがとられていても、イーサリアムよりハッシュレートを握りやすいのは火を見るよりも明らかです。

すでに世界中にムチャクチャ多くのマイナーがいるビットコインは、ちょっとやそっとじゃハッシュレートを握ることなんてできません。

(とは言っても、マイニングプールは偏りを見せている部分もありますが…)

だから、攻撃される可能性が低いんですね。

インターネット セキュリティ 暗号化

なので、一概にPoWは攻撃されるリスクが~…とは言えません

ネットワークがすでに大きいので、参加しているマイナーもそれだけ多く、ハッシュレートを握りにくい=セキュリティが高いと言えるでしょう。

まとめ

ETC

突然起こったイーサリアムクラシックへの51%攻撃、その真相はハッキリはしていませんが、可能性としてはLinzhiによる新しい機材のテストによるもの、悪意あるマイナーによって起こったものなどが考えられます。

また、イーサリアムクラシックとイーサリアムは同じマイニングアルゴリズムであること、そのふたつなら共通するマイニングマシンを使えること、そしてハッシュレートを握りやすいのは言わずもがなETCということ。

誰がどんな意図で仕掛けたのかという答えが気になるところですが、現在わかっているのはこんなとこでしょう(・ε・)

落ち込み 暴落

というワケで、このたび起こったイーサリアムクラシックへの51%攻撃ですが…

終息はしとらんみたいですね(・∀・)(他人事)

イーサリアムクラシック公式からも、入出金を停止しているコインチェック・ビットフライヤーなどの取引所からも、なんもお知らせがありません

仮想通貨 etherclassic イーサリアムクラシック

また動きがありましたら、追記します!

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