【3分でわかる!仮想通貨用語】ERC・ERC○○トークン・コントラクトアドレス【イーサリアム】
2018/11/13
こんにちは、Makiです!(*’ω’*)
今回は~~…用語解説です!
イーサリアム(ETH)関連の用語解説となっていますので、ぜひチェックしてみてください♪
…イーサリアムってーと、技術的な用語がたくさんあって難しそうっていうイメージがあってですね(完全なる偏見)、なかなか読み解くのが大変なんですけども。
主要中の主要アルトコインですし、難しい単語が出てくると悩むことが多いと思うので、この際しっかり覚えて理解していきましょー!(∩´∀`)∩
目次
ERC○○
イーサリアムについて調べていると、トークンによって「ERC20」だったり「ERC721」だったり、いろいろな「ERC○○」があるのに気づきませんか?(・ε・)
このERCというのは、イーサリアムをベースにして作られたトークンの「仕様」をあらわす言葉。
Ethereum Request For Commentsの略称です♪
ERCのあとに続く数字によって、そのトークンがどのような仕様なのかがわかりますよん(・∀・)ノ
Request For Commentsについて
ERCの正式名称であるEthereum Request For Comments。
これに含まれる「Request For Comments(リクエスト・フォー・コメンツ)」とは、インターネットの技術仕様を指します。
インターネットって、全世界誰でも利用できるものですよね。
なので、何らかの仕様変更などがある場合はみんなで議論し、みんなで決められます。
この議論を行う組織のことを「IETF(Internet Engineering Task Forth)」といい、ここで決定されたインターネットに関する仕様をRFC(Request For Comments)といいます☆
(ややこしいですよねw)
Request For Commentsは直訳すると「コメント募集!」という意味ですが、技術の仕様についてより良いものにするため、意見を募集します!という意味で使われはじめたそう。
これをもじって、イーサリアムの技術仕様に関する議論をし、決まった仕様を「ERC(Ethereum Request For Comments)」と呼ぶようになったんですね♪(‘ω’)ノ
ERC20トークンについて
イーサリアムのトークンの中でも、もっともポピュラーな仕様となるのが「ERC-20」トークンです♪
2015年11月19日に提案され、みんなで「オッケー(・∀・)」と選ばれたトークン仕様。
その特徴としてはとってもシンプルということ。
技術的なことはよくわからんのですが(オイ)、ERC20としてトークンをつくるためにはわりと簡単に作れるそうです(ざっくりすぎる)
ただ、ERC20トークンには欠点があります(´・ω・`)
通常の送金に利用するアドレスではなく、契約機能に利用する「コントラクトアドレス」に送金をしてしまうと、トークンが戻ってこないということ…
間違えてコントラクトアドレスにトークンを送ると、トークンは永遠にかえってきません…そうです、GOXです…
↓GOXってどういうこと?解説しています!↓
このため、日本円にして3億円以上のトークンが失われています(´・ω・`)ウヘァ
ERC223トークンについて
次は、ERC20のコントラクトアドレス関係のトラブルを解決すべく採択された「ERC-223」トークンです♪
2017年3月5日に提案されたこの規格ですが、送られたトークンがコントラクトアドレスに対応していない場合、トークンはもとの持ち主に返されるようになっています。
「name」「tokenFallback」といった関数があり、トークンを返す仕様になっています。
(相変わらず技術的なことは難しすぎてわからないので割愛)
なので、ERC20で起こるようなトークンが失われてしまう…というトラブルを解決してくれます♪
ERC721トークンについて
続いては、DApps(分散型アプリケーション)で人気の「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」にも関係のある「ERC-721」トークンについて♪
クリプトキティーズとは、かわいらしい猫のキャラクターを育てて交配させ、オリジナルの猫を育てる育成ゲームです。
育てた猫ちゃんは、ほかのユーザーと売買することもできちゃいます!(=^ω^=)
さて。
このネコちゃんですがブロックチェーン上に記録されるため、自分のネコは自分のもの!と保有している証拠があります。
このように、ほかのものと代えられない=代替できないデータという意味で「Non-Fungible」といいます。
※Fungible=交換(代替)可能
通常、ビットコイン(BTC)などのトークンは、自分のウォレットにあろうが人のウォレットにあろうが、1BTCは1BTCとして扱われるので代替可能となっています。
暴論ですが1BTCならどれでも一緒だろ(・∀・)みたいな感じですw
しかし、ネコちゃんはどれでも一緒じゃありません。
このようにNon-Fungible(代替不可能)であるERCトークンが、ERC721という規格のトークンです☆
クリプトキティーズのネコちゃんたちは、どれもがオリジナルのネコちゃん…Non-Fungible Tokenになるということですね!
ちなみに、2017年9月20日に採択されましたよん。
…ほかにもまたERC○○トークンが登場したら、追記していきたいと思います♪(∩´∀`)∩
コントラクトアドレス
続いては、先ほど登場しました、コントラクトアドレスについてもう少し詳しく見てみましょう♪
イーサリアムは、取引所で私たちが売買しているトークンの名前ではなく、プラットフォームの名前です。
そのプラットフォームの上でやり取りをするのがイーサ(ETH)というトークンで、コレが取引所で売買されているヤツですね。
さて。
そのイーサリアム最大の特徴といえば「スマートコントラクト」ではないでしょうか☆(‘ω’)ノ
スマートコントラクト…直訳すると「賢い契約」という意味です。
ビットコイン(BTC)の場合、トランザクション(取引)のデータをすべてブロックチェーンに記録しておくことができますが、イーサリアムはそれにプラスして契約機能を残すことができます。
なので、この契約機能を起動させるため「コントラクトアドレス」というアドレスが存在するんです…!
通常のトークン(ETH)売買に利用するアドレスとは違うので、注意が必要です…(´;ω;`)
先ほどもお話ししましたが、コントラクトアドレスに間違えてトークンを送ってしまった場合、トークンの種類にもよりますがERC20の場合は取り戻すことができません…_(┐「ε:)_
コントラクトアドレスのトラブル
なんでコントラクトアドレスと間違えちゃうの?(´・ω・`)って思いますよね。
これ、ICOに参加するときによく起こるトラブルなんです。。。
皆さんはICOに参加したこと、ありますか?(・ε・)
ICO(イニシャル・コイン・オファリング)ですが、新しく発行されるトークンの前売りに参加することをいいます♪
ICOに参加する人にはプロジェクトに期待してトークンを買う人、プロジェクトの成功や上場によって値上がりすることを狙った投機目的の人などがいますが、ICOが行われるサイトにはよくこんな一文が。
「取引所からETH(イーサ)を送信しないでください」
…なぜ???(・ε・)
ほかにも、国内取引所から海外取引所にイーサを送金しようとすると「コントラクトアドレスには送信できません」というエラーが表示されることがあります。
なぜ???(・ε・)
イーサリアムのスマートコントラクト(契約)は、契約内容をまずブロックチェーンに書き込んでバッチリ証拠を残し、そのあと実際に契約内容が実行される…という流れになっています。
ここでは、先ほどもお話ししましたように契約を起動(実行)させるためのコントラクトアドレスというアドレスが使われます。
コントラクトアドレスは契約を実行するためのアドレスですから、トークンを送ろうとしても処理できないですよね(´・ω・`)
ICOで「取引所からトークン送ってくんなよ~」と言われるのは…
ICOは「トークンを送ってくれたら、こっちのトークンを送る(交換する)よ~!」という契約が行われるため、契約とトークン受け取りのアドレスが違うからです!
ICOでなくとも、取引所間によってはなんらかの契約(コントラクト)が存在しているコントラクトアドレスの可能性もあるため、送金がキャンセルされることがあります。
え~~~じゃあイーサ送金できないじゃん、ICO参加できないじゃん…(´・ω・`)って思いますよね。。。
…送金する方法、あります!!
コントラクトアドレスにトークンを送金する方法
取引所にあるトークンを使ってICOに参加したいというときや、取引所から取引所へイーサを送金したいというとき。
コントラクトアドレス関連のエラーでキャンセルになってしまうのを防ぐために、いったん「My Ether Wallet(マイイーサウォレット)」のようなERC20対応のウォレットを利用しましょう♪(∩´∀`)∩
イーサリアム関連のトークン管理には、やっぱりマイイーサウォレットがおすすめです♪
↓マイイーサウォレットの攻略方法はコチラ☆↓
入金の仕方・送金の仕方も解説しているので、このウォレットを経由してICOに参加したり、ほかの取引所にトークンを送ってみてくださいね(‘ω’)ノ
また、バイナンスが今年7月に買収した「TrustWallet(トラストウォレット)」も、イーサリアムベースのトークン・ERCトークンに対応していますよん。
いろいろなウォレットがあるんですね~♪(∩´∀`)∩
↓バイナンスがTrustWalletを買収した意味は?↓
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