【3分でわかる!仮想通貨用語】UASFとUAHF、Segwit2xについて【BCH分裂】
こんにちは、Makiです!(*’ω’*)
今回は2017年8月1日にビットコインと分岐して誕生した、ビットコインキャッシュ(BCH)の話題について。
ビットコインキャッシュ(BCH)はビットコインのフォークコインとして知られていますが、そこに至るまでにはそれはまぁ~~~大変な道のりがありました。
今でこそフォークコイン第1号として成功を収めているビットコインキャッシュですが、フォーク前はかなり不安に包まれていました…。
さて、そんなビットコインキャッシュのフォークに関して調べていると見かけるのが「UAHF」や「UASF」という英語です。
今回は、このふたつの単語について解説していきます♪(‘ω’)ノ
UASF(ユーザーアクティベートソフトフォーク)
ユーザー(User)・アクティベート(Activated)・ソフト(Soft)・フォーク(Fork)の略です!
アクティベートというのは、作動させる・有効にするという意味があります。
なのでつなげてみると「ユーザーによるソフトフォークを有効にする」ということです。
ビットコインの最大の特徴として挙げられるのが、特定の管理者がいないということ。
誰か特定の人が管理をしてルールを変えていると、これって中央集権やんけ!(ノシ ‘ω’)ノシ バンバン となってしまいます。
だから、ビットコインを利用するユーザーがみんなでルールを変えるのがいいじゃん(・∀・)ってことで行われるのが、UASFです。
ビットコインのルール(仕様)を変えるために、マイナーではなくユーザーが提案をすることです。
ビットコインのUASFでは、昨年「BIP148」という案が提案されました。
・「I」…Improvement→改善
・「P」…Proposals→提案
148というのは案のナンバーのことです。
ユーザーのコンセンサス(同意)の値が1年間で95%に達するとSegwit(セグウィット)の実装が行われるという案でした。
このように、非中央集権であるがゆえにユーザーによる今後の判断が下されるのが、ビットコインなんですね☆
UAHF(ユーザーアクティベートハードフォーク)
ユーザー(User)・アクティベート(Activated)・ハード(Hard)・フォーク(Fork)の略です!
ビットコインキャッシュで行われたのが、こちらのUAHF。
ビットコインコア派(もともとのビットコイン)から2017年8月1日に独自分裂をした、あの件です。
コアのブロックチェーンを攻撃するわけではなく、あくまで平和的にスケーラビリティ問題(送金詰まり)を解決しようじゃないか!という趣旨のもと、誕生しました。
このUAHFはジハン・ウーという人物から発表されました。
↓ジハンなど、仮想通貨界隈の有名人まとめ↓
ビットコインの処理速度・性能を上げるために、ビットコインをパワーアップさせようじゃないか!という案が世界中で話し合われていました。
マイニング機材のASICBoostを開発・販売しているジハンは、ASICが使えない「UASF」に反対(´・ω・`)
先ほどお話ししましたUASFに対抗して登場したのが、UAHFだったのです。
ビットコインの性能・ブロックサイズを引き上げつつ、ASICが使えるように…というオイシイとこ取りをする案ですw
こうしてUAHFに賛成する人が増えましたが、ここで「Segwit2x」という案がもうひとつ登場しました。
UAHF vs UASF vs Segwit2x
Segwit2xというのは、まずとりあえずSegwitを実装しようや!
その後(3か月後)に、ブロックサイズを引き上げるから!という折衷案でした。
Segwitというのはハードフォークをせずとも、ビットコインの処理能力を上げることができるパワーアップのこと。
しかし、Segwitの実装を行うことでASICが使えないなどマイナーにとっては激おこな案件でした(´・ω・`)
でもSegwit2xではマイナーにとっての問題も解消、ユーザー側とマイナー側の対立をどうにかしなくては…という「しゃーない」案だったんです。
最初はUAHFが優勢でしたが、結局Segwit2xの案に決定。
…とは言っても、ここまでならビットコインが分裂しなくてもよかったのですが、UAHF派が「自分たち、勝手にしますから~」ということでハードフォークを行いました。
そして誕生したのが、ビットコインキャッシュ(BCH)です!
んで、8月に行われたSegwitですが、約束通りその3か月後の11月にブロックサイズを引き上げようとしました。
ここで問題となったのが、Segwit2x(B2X)派の勝手な行動です(´・ω・`)
「俺たちが真のビットコインや」「乗っ取ってやる」という趣旨の発言をしており、ビットコインとのハードフォークを行う際に必要なリプレイプロテクションを実装しないことを明かしました。
リプレイプロテクションというのは、ハードフォークを行うときにチェーンが分岐しますが、「自分たちは元のチェーンと別物だよ!」という仕組みにするためのものです。
これがないと、もとのチェーンとごっちゃになってしまうため、ひとつのコインを送りたいのに元のチェーンのコインも一緒に送ってしまう可能性があります…。
そもそも、別物だよ!という区別をつけずにフォークさせてしまうと、そのチェーンは「長い方が残る」という仕組みから、もとのチェーン…つまりビットコインコア(BTC)のチェーンが消滅してしまう恐れもありました。
…マジで、あのときが仮想通貨(ビットコイン)にとっていちばんの危機だったのではないでしょうか。
まあ、そりゃ反対されますわなw
Segwit2x(B2X)は中止となり、現在に至ります。
このように、11月のSegwit2x(B2X)は中止に、8月1日には無事にUAHFからビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しました☆
ビットコインキャッシュは上場した直後に1BCH=80,000円に上昇しました!
が、そのあとにマイニングがうまくいかず=取引の処理がうまくいかず、価格が急落してしまいます…(´・ω・`)
ですが、その後はみなさんご存知のとおりジワジワとフォークコインの成功例として知名度を無事に上げ、今にいたります。
…ちゅーわけで!
今回はUAHFとUASFについてご紹介しました☆
8月1日はジハン・ウー氏が提唱するUAHFによって、ビットコインキャッシュが誕生した日となりました♪
その後もフォークコインはたくさん登場していますが、ビットコインキャッシュほど知名度が高く、成功している例はあるでしょうか…。
実際にフォークが行われるまでにはこんなことがあったんだ…(・_・)と、ぜひぜひ知っておいてくださいね☆
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