仮想通貨「ファクトム(Factom)」の仕組みや特徴を解説!2つの通貨・FCTとECの違い、dLocとは?
2018/02/07
こんにちは、Makiです!(*´Д`)
さ~さ~さ~今回は「ファクトム(FCT)」っちゅーアルトコインについて見ていこうと思います♪
いろんなアルトコインをご紹介してきましたが、それぞれに特徴があっておもしろいですよね( *´艸`)
今回ご紹介するファクトムも、コインの意味・開発の目的を知ると「ほぉ~…(゜д゜)」と頷いてしまうこと間違いナシです!!
んでは、いってみましょう~☆
目次
ファクトム(FCT)の基本スペックと特徴
ほいでは、まずファクトムの基本情報からどーぞ☆
Factom(ファクトム) | |
---|---|
通貨 | FCT |
ローンチ | 2015年9月1日 |
最大供給量 | 上限ナシ |
サイト | 公式サイトはこちら |
公式Twitterはこちら |
ファクトムは2015年4月からICOが行われ、9月1日にジェネシスブロック(最初のブロック)がスタートしました!
「Fact=事実」っちゅーところからこの名前がつけられたそうで…その意味については、のちほど♪(‘ω’)ノ
ファクトムはプラットフォームの名前、その中で使われる通貨がFCT(Factoid)です。
イーサリアムも同じようにプラットフォームの名前がイーサリアム、その中で使われる通貨がETH(Ether)ですよね。
ファクトムはビットコイン(BTC)のブロックチェーン技術が使われているのですが、ブロックチェーンは改ざんできないってとこに注目して利用されています!
さ~て、気になる特徴を見てみましょう♪(・∀・)
改ざんできない「事実」を記録するためのシステム
ファクトムの名前は、事実(Fact)からくるものだ…と言いました。
私たちの生活の中で、事実がねじまがって変わってしまっては困るものってたくさんあると思います。
たとえば、お金の貸付。
これまで誰に・いつ・いくら貸し付けたか?そしてそれはどれくらいのペースで返してもらうことができるか?利息は?など、とても重要な情報がかかわってくると思います。
この貸し付けましたよ~という事実は、しっかりと記録しておかないといけませんよね(`・ω・´)
でないと、後でごちゃごちゃになってしまいますから…(゜д゜;三;゜д゜)
…それを、改ざんできないブロックチェーンの仕組みを活かして記録しよう!…っちゅーのが、Factomでございます。
ただ単に記録するだけならビットコインでもできます。
ファクトムがそれと違うのは、これまで上記のような内容をきちんと記録して管理しようと思ったら、コストも時間もかかっている点に注目したことです。
税理士んとこ行って~~~法務局行って~~~次はお役所行って~~~あ~~~面倒~~~(崩壊)ってな感じで、手続き手続き手続きで面倒くさいことってたくさんあるじゃないですか?(´・ω・`)
印紙代もかかるし、その場所にいちいち行かないといけないし。あ~~~面倒。
ファクトムなら、この工程をすっとばしてネットから通貨を支払えば全部チェックできるし、管理もできる!!
これまではあちこちで管理されていたからその都度足を運ぶ必要があったけど、ファクトムのシステムを利用すればそういった手間も省けるし、記録文書の管理にかかっていたコストもガツーーーンと減らすことができます。
すんごいね!!
システムに利用される「Entry Credit」と「FCT」の違い
日本ではコインチェックで取り扱われているFCTですが、実際に記録などファクトムのシステムを利用するためには「Entry Credit(エントリークレジット)」というモノに換える必要があります。
→ファクトムのEntry Creditについて
・Factoid(FCT)をサイトでエントリークレジット(EC)に変換するか
・こちらのサイトでエントリークレジットを買うかどちらか
…の2つの方法があります。
→ショップ
んでは、そもそもどうしてFCTを使わずエントリークレジットにしないといけないの?(´・ω・`)ってことですよね…面倒…。w
まず、FCTはご存知のとおり価格変動が起こりますから、FCTをそのままシステムの利用料として使えるようにしてしまうとユーザーにとって使いづらいんです。
価格変動が大きいとFCTを手放せない人や、使いたいけれどなかなか使えないという方が増えてしまいますよね。これを防ぐのがひとつの理由です。
もうひとつですが、エントリークレジットはふたたびFCTに換えることはできません!
つまり、FCTは取引所で売り買いすることができても、エントリークレジットはファクトムのシステムに使うしか使い道がないってことです。
誰かにあげる(譲渡)もできませんから、純粋にファクトムのシステムを使いたい人がエントリークレジットに換えて使います。
ハッキングのリスクが減るっちゅーことです☆(・ω・)ノ
そして、システムに使われたエントリークレジットはまたリサイクル(循環)されることなく、使われたらバーンされるのでございます…。
↓バーン(Burn)についてはコチラ↓
つまり、なくなるってことです。
取引所で売り買いされるFactoid(FCT)には発行上限がない…と言いましたが、そのぶんシステムを利用するためにはエントリークレジットに換えて使う必要があります。
エントリークレジットに換えて使われるとバーン(消滅)するので、FCTもエントリークレジットも無限に増え続けて~…ということになりにくいんですね(・∀・)ノ
BTCのブロックチェーン+レイヤー(拡張機能)=速い!確実!
先ほど、ファクトムはビットコインのブロックチェーンを利用している…と言いました。
あれ?んじゃあビットコインみたいに取引の完了が遅いんじゃなの?(・∀・)と思いますよね。
(※ビットコインは1つの取引を完了させるのに10分かかる…ブロック生成時間)
↓ブロック生成時間について解説してま~す↓
たくさんの情報をブロックチェーンに書き込もうと思ったら確かに時間がかかりますが…ファクトムはちょっと違います。
ブロックチェーンに負担をかけず、取引の情報を書き込むことができる「レイヤー」っちゅー拡張機能があります。
書きこみたいデータを先にブロックチェーンの外でひとまとめにしてぎゅっと凝縮、そのあとにブロックチェーンに書き込んでいく…という流れなので、取り引きが遅れたりブロックチェーンに負担をかけないという仕組みです。
ビットコインのブロックチェーン=遅い・コストがかかるというイメージがあるかもしれませんが、ファクトムならそういったデメリットもなく情報をしっかりブロックチェーンに書き込んでいくことができます☆(∩´∀`)∩ワーイ
ファクトムの製品「Factom Solutions」について
ファクトムは始めにお話ししましたように、仮想通貨の名前…ではなく「システム」の名前です。
ファクトムのシステムを利用したい…という方、ファクトムのプラットフォームを使いたいという開発者の方に向けた価値の高い技術を提供しています。
この製品をまとめて「Factom Solutions(ファクトムソリューションズ)」といい、現在ファクトム公式サイトではふたつの製品が公開されています。
(製品ページを翻訳かけたらこうなりました…くだらなくてスンマセン……ww)
Factom Harmony(ファクトムハーモニー)
ファクトムソリューションズのひとつ、代表的な製品が「Factom Harmony(ファクトムハーモニー)」です!
これは住宅ローンに関する製品。
住宅ローンを組むときって、いろんな書類を用意したりハンコ押しまくったり契約しまくったりと大変ですよね(´・ω・`)
ファクトムハーモニーを利用すると、あちこちに書類を取りに行って書いて記録して…という手間を省き、このシステムの中に一括で情報を保存・管理することができます。
また、所有権をうつすときなど重要な取り引きが多いため、改ざんのできないブロックチェーン技術を利用したこの製品がとても役に立つ…ということです♪
手間も管理コストも省きつつ、改ざんができないシステムの中で安全に情報・記録を管理することができるっちゅー素晴らしいシステムですっ☆(*´Д`)
dLoc(ディーロック)
dLoc…これはま~~~画期的なものでしてね。
厳重に管理したい文書や、閲覧のために認証が必要な文書ってありますよね。
たとえば、医療記録(カルテ)とか出生証明書とか…こういった重要文書をカンタンに認証・検証するシステムです。
SMARTRACという会社とファクトム社が提携し、dLocという仕組みをつくっています。
やり方はと~~~~~ってもカンタン(・∀・)
文書にdLocのステッカーをペタリ。
SMART COSMOSというファクトム社が提供するプラットフォームで、文書の追跡を開始。
…以上ッ!(・∀・)ww
文書に貼ったdLocステッカーの中には、特別なチップが搭載されています。
プライベートデータとして許可された関係者のみがアクセスすることを可能にしたり、SMART COSMOSプラットフォーム上で履歴を確認したり、管理もらくらく。
このステッカー、パソコンやスマホのアプリに読み取らせることで、スマホからもこのデータをいつでもチェックすることができます。
改ざんするととんでもないことになる病院のカルテも、これならそう簡単には悪さができませんし、データとしてず~っと保存することができます。
すごいね!!!(;∀;)
どこでファクトム(FCT)を買えるの?
ファクトムは、国内の取引所であれば今のところコインチェック(coincheck)のみ。
海外取引所であればBittrex(ビットトレックス)やPoloniex(ポロニエックス)といった取引所で売り買いすることができます。
今後も、多くの取引所でトレードされることが期待されています☆
ファクトム公式サイトにも「今後より多くのパートナーシップ発表を待っていてください」とありますよん♪(∩´∀`)∩
中央集権はデメリット…?マイニングは?
XRPはリップル社によって発行されているように、FCTはファクトム社によって発行されています。
日本にも「ファクトム・ジャパン」がありますし、厳密に言えば仮想通貨として重要視される「非中央集権ではない」ということになってしまいます(´・ω・`)
これはデメリットっちゃーデメリットのように思えますが…(´・ω・`)
発行上限はありませんし、今後は数年の間隔で発行されるFactoidがどのように割り当てられるかが変化していきます。
年を重ねるにつれて、ノード(ネットワークに参加する人たちのこと)への配当が多くなっていくことがわかっています!
初期開発者や早期投資家(ICO参加者)から、ノードへの報酬がどんどん増えていくため、安定したネットワークを実現できるとのこと(/・ω・)/
発行上限がないとはいっても、先ほどお話ししましたようにFactoid(FCT)からEntry Credit(EC)に換えてシステムに利用すれば、そのぶんがBurn(消費)されますので安定していると言って良いでしょう。
そして、ファクトムにはマイニングがありません。
先ほどデータの書き込み(ブロックチェーン)についてお話ししましたが、ファクトムは処理が速い・コストが低いという特徴があります。
ビットコインのマイニングのように承認作業を競ってするのではなくて、データを管理・記録する人た(サーバー)にち対して「ありがとう♪」という意味で報酬のFactoidを付与する仕組みになっています。
もちろん、悪意ある人たち(サーバー)は「何しとんじゃゴルァ(゜д゜)」とすぐに発見されてしまいますし、ユーザーからの投票で排除されるようになっています。
ファクトムの今後について☆
ファクトムの気になる今後についてですが…
まず、日本でも大きく関係がある話題を(‘ω’)ノ
昨年秋からプロジェクトが動きだしているのが、東京都アクセラレータプログラム「ブロックチェーンビジネスキャンプ東京」です!
参照:東京都アクセラレータプログラム「ブロックチェーンビジネスキャンプ東京」参加企業を募集します|東京都より
これは、日本でも重要視されている「ブロックチェーン技術」がある外国の企業と、日本の企業をマッチングする…つまり、海外のブロックチェーン技術・商品を日本にもっと取り入れよう!…という試みです。
投資家や企業が参加する発表会が3月に行われるそうなのですが、ここに参加する8社の中になんと「ファクトム」が入っているんです!(゜д゜)
先ほどもご紹介しましたが、ファクトムの「Factom Harmony」はブロックチェーン技術が利用された商品として注目されているっちゅーことがわかります。
まだまだ仮想通貨に懐疑的な部分もある日本ですが、この会でファクトムが選ばれたということは、第三者による監査(安全性)や複雑な取り引きにおけるコスト削減など、さまざまな部分が評価されたということがわかりますね!
そして、ファクトムのチャイナゼネラルマネージャーであるツィン・ジャン氏は「日本と中国でこれらの発表を行って、アジアの大手金融サービス企業と提携する予定」との内容を述べています。
参照:Factom公式ブログより
ファクトムは今後、
・文書の管理
・土地の所有権
・データの管理
…などさまざまな部分でファクトムの技術や製品が使われるでしょう。
特に日本では先ほどお話ししましたように、すでに国(東京都)が認めている…と言っても過言ではありません。
アナログからどんどんデータの社会になっていく中で、ファクトムの技術はなくてはならないものになるかもしれませんね♪(∩´∀`)∩
画像参照:ファクトム 公式サイト様、ファクトム Youtube公式チャンネル様
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